相手よりも自分のほうが先に打つ。いつもと違うゴルフのリズムとなったが冷静に対処した。「日本ではほぼないです。でも、やりづらさは全くなかったです。元々私くらいでも平均かそれより下なのかなと思って来たので」。むしろそこまで置いていかれなかったことに少し自信も芽生えた。実際に平均では、ビアンカの267.8ヤードを上回った。
ショットがよくなってきたのも“世界基準”を見たからだった。「他の選手を見ているとあまり振っていない感じがしました」。日本人選手とは違う。「日本の試合に出たときは、みんなフィニッシュまでもっとなんか、『ターン!』という感じで決まっているんですけど、アメリカの選手はみんな手が腰とか胸くらいの高さで止まる感じです。それが体で振っているのかなって見ていて思いました。私は振りちぎってミスることが多いのですが、そこを体でゆったり打つ感じのイメージに改善したらよくなりました」。元々の体格の良さ、そして飛距離を考えれば振りすぎる必要はまったくない。そんな学びもうれしい。
練習日には渋野日向子に2ショットをお願いするなど、まだまだあどけなさが残る17歳。だが、その飛距離、そして技術を見てすぐに取り入れられるセンス。そのポテンシャルは計り知れないものがある。(文・秋田義和)
ショットがよくなってきたのも“世界基準”を見たからだった。「他の選手を見ているとあまり振っていない感じがしました」。日本人選手とは違う。「日本の試合に出たときは、みんなフィニッシュまでもっとなんか、『ターン!』という感じで決まっているんですけど、アメリカの選手はみんな手が腰とか胸くらいの高さで止まる感じです。それが体で振っているのかなって見ていて思いました。私は振りちぎってミスることが多いのですが、そこを体でゆったり打つ感じのイメージに改善したらよくなりました」。元々の体格の良さ、そして飛距離を考えれば振りすぎる必要はまったくない。そんな学びもうれしい。
練習日には渋野日向子に2ショットをお願いするなど、まだまだあどけなさが残る17歳。だが、その飛距離、そして技術を見てすぐに取り入れられるセンス。そのポテンシャルは計り知れないものがある。(文・秋田義和)