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“カナダの妖精”が1年ぶりの美酒 ルール変更乗り越え、家族と試行錯誤

“カナダの妖精”が1年ぶりの美酒 ルール変更乗り越え、家族と試行錯誤

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年6月13日 08時10分

ショップライトLPGAクラシック 最終日◇12日◇ストックトンシービューH&GC(米ニュージャージー州)◇6190ヤード・パー71>

ド派手な一振りで勝負を決めた。最終日に「64」と7つ伸ばしてトータル12アンダーとしてプレーオフに進出したブルック・ヘンダーソン(カナダ)。勢いそのままに18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目に、2打目をピン手前1.5メートルに乗せてイーグルを奪取。リンジー・ウィーバー・ライト(米国)を下して、約1年ぶりの勝利をつかんだ。

ルール変更でブルック・ヘンダーソンのグリップが変わった!【写真】

この1勝はこれまで積み上げた10勝とはまた違った喜びがあるに違いない。ルール変更を乗り越えての優勝だったからだ。今年からパターを除くクラブの長さが46インチを超えてはならないというローカルルールが新設。米国女子ツアーでも取り入れられ、15歳の頃から46インチ以上のクラブを使ってきたブルックは対応を余儀なくされた。

「なんで変えたのか、私には分からない。だけどそう決まってしまった。ルールに従うしかない」と不服な気持ちは残るものの、長尺を短く握る独特のグリップをやめて、余らせることなく握ることで対応。現在のドライビングディスタンスは18位(271.2ヤード)と常連だったトップ10からは外れているが、昨年の274.3ヤードからそこまで飛距離を落とさず戦えている。

また、「全米女子オープン」からはパッティングスタイルを変更。試合会場に来ていた父、キャディの姉とともにクロスハンドグリップにした。「今年はショットが良くて、本当にパッティングだけだったの。みんな私にパッティングの練習をするように言うわ。だから、いつも新しいことを見つけようとしているの。その結果がこの握り方だったわ」。

気まぐれなポアナ芝なうえに、コンディションが決していいとは言えないグリーンで3日間の平均は1ラウンド29パット。ここに持ち前のショット力が加わって、頂点をつかみ獲った。

この日は姉と父に加えて母も会場で見守った。「良いときも悪いときもいつも支えられている。今回の優勝は少し特別なものとなったわ」。そう言っていつも隣でバッグを担いでくれている姉とともにトロフィーを手に取った。(文・秋田義和)

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