しかし昨今のレクシーは「自分をハードに頑張りすぎても、なにも良いことはない」のだという。「とくにメジャーではずっと勝ちたかったから、良いプレーをしなければと一生懸命になりすぎてきた」と話す。
「悪いプレーの日があっても、この世の終わりじゃないし私はまだ生きている。最近いろいろなことがあって…。ここでこうしてプレーしているだけでとても幸せだと思う」とゆっくりと語った。
ドロシー・フィッシさん、相性は“ミミ”で親しまれたレクシーの最愛の祖母が5月23日、92歳で亡くなった。全米女子オープンの前週だった。「ミミは私の最大のサポーター。ゴルフを始めた幼少の頃からずっと一緒に過ごしていた」とレクシー、兄たちとともに練習場やコースに連れて行ってくれたのは祖母だった。
「集中という言葉が正しいか分からないけど、メジャーはとくに一生懸命だった。これをこうしなければいけないとか考え過ぎていた。自分を信じていつも通りに戦うしかない。そして勝てたら素晴らしい」と、臨む姿勢を変えた。そして「リーダーボードも見ないことにした。自分のゲームだけ、自分の気持ちだけに集中する。ボードはキャディーが見ているからそれでいい」と話す。
「もし祖母が生きていたら…、『がんばってこい。勝ってきなさい』って明日の朝は声援を送ってくれる。だから祖母のためにプレーしたい」。静かな闘志で最終日を戦う。(文・武川玲子=米国在住)
「悪いプレーの日があっても、この世の終わりじゃないし私はまだ生きている。最近いろいろなことがあって…。ここでこうしてプレーしているだけでとても幸せだと思う」とゆっくりと語った。
ドロシー・フィッシさん、相性は“ミミ”で親しまれたレクシーの最愛の祖母が5月23日、92歳で亡くなった。全米女子オープンの前週だった。「ミミは私の最大のサポーター。ゴルフを始めた幼少の頃からずっと一緒に過ごしていた」とレクシー、兄たちとともに練習場やコースに連れて行ってくれたのは祖母だった。
「集中という言葉が正しいか分からないけど、メジャーはとくに一生懸命だった。これをこうしなければいけないとか考え過ぎていた。自分を信じていつも通りに戦うしかない。そして勝てたら素晴らしい」と、臨む姿勢を変えた。そして「リーダーボードも見ないことにした。自分のゲームだけ、自分の気持ちだけに集中する。ボードはキャディーが見ているからそれでいい」と話す。
「もし祖母が生きていたら…、『がんばってこい。勝ってきなさい』って明日の朝は声援を送ってくれる。だから祖母のためにプレーしたい」。静かな闘志で最終日を戦う。(文・武川玲子=米国在住)