＜アムンディ エビアン・チャンピオンシップ　事前情報◇20日◇エビアン・リゾートGC（フランス）◇6527ヤード・パー71＞

1カ月の休養を経て、渋野日向子が人生で初めてフランスに降り立った。欧州の飛行機事情はロシアのウクライナ侵攻などの影響もあって大混乱。遅延や欠航が相次ぐなか、パリ経由エビアンまでは順調に来た。

開幕直前のインタビューではフランス語も披露！【動画】

ところが…。帯同するトレーナーが使うケア用のマットなど一部荷物はロスト。それでもクラブやウェアなどは無事に到着。「何日か前に空港にいったけど、ない。もうええわ、と（笑）」とアクシデントをも笑い飛ばす元気が戻ってきた。

現地時間の水曜日にはプロアマ戦に出場。午前、午後組に別れ、渋野は午後1時から18ホールを回る予定だったが、朝から嵐がコースを襲いスタートが遅れ、さらには9ホールに短縮。そんななかでも、同伴アマチュアとフランス語の単語でコミュニーケーションをとり、笑顔も見せた。

元気な姿を見せてはいるが、気になるのは体調面。前戦は約1カ月前の「全米女子プロゴルフ選手権」。予選ラウンドを突破したが、3日目のスタート前に体調不良のため棄権を余儀なくされた。その後は帰国し、「休憩も結構しましたし、とりあえず自分の体を取り戻す感じでトレーニングも。徐々に上げていく感じではやっていました」と、体調と相談しながら調整。今季の海外女子メジャー第4戦に間に合わせた。