＜アムンディ エビアン・チャンピオンシップ　2日目◇22日◇エビアン・リゾートGC（フランス）◇6527ヤード・パー71＞

男子ゴルフ界で騒動を巻き起こしているサウジアラビアの巨額オイルマネーがバックアップ、グレッグ・ノーマン（オーストラリア）がCEOを務めるLIVゴルフだが、次は女子ゴルフへも触手が伸びるかもしれない。

マスターズ覇者が、LIVゴルフの広告塔に？【写真】

女子メジャーの今季第4戦、「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」の会場で、米LPGAツアーのモリー・マーコックス・サマン会長は、英国のザ・タイムスに「もし（ノーマンから）連絡がくればもちろん話しをする」と答えた。

サマン会長は「女子ゴルフの価値を上げる機会をすべて考慮するのは私の責任だ」とし、「もし我々が目指している女子ゴルフのプロモーションに役立つことであれば、もちろん話しをしたい。その準備はある」と前向きな姿勢を示した。「ただし、それには選手、スポンサーも一緒に話し合う必要がある。LIVゴルフとビジネスを開始する前に、考慮すべき多くの事実もある」との考えを示した。

実際に女子ゴルフは昨今、サウジアラビアと大きな関わりがある。欧州女子ゴルフツアーはサウジアラビアの総合エネルギー会社、「アラムコ」がスポンサーを務める大会が「アラムコ・インターナショナルシリーズを含めて6大会あり、その賞金総額は通常大会の3〜4倍となっている。またLPGAツアーで活躍するアンナ・ノルドクビスト（スウェーデン）、カルロタ・シガンダ（スペイン）、アリソン・リー（米国）らはアラムコと契約。そのロゴを着けて戦っている。