心残り。18歳9カ月2日での同大会優勝は最年少記録だった。そんな歴史的なシーンを逃してしまったことは、全米オープンの取材とはいえ、いま思えばもったいないことをしてしまったと思う。
以来、ブルックの動向はずっとチェックしてきた。いつも笑顔で挨拶してくれるし、やはりカナダの妖精と呼ばれるだけあって、キュートさに魅了されてきた。ところがコースに出れば豪快な“オーバースイング”でビッグドライブを放ち、ここまで積み上げてきた勝利は11勝。今回の優勝で12勝目と順調なキャリアを積んでいる。
エビアン最終日は2打差のリードを持って最終日をスタートしたが、途中4パットのダブルボギーを叩くなど一時は首位から陥落。追い上げを見せる後続集団に飲み込まれたが、最後の最後でバーディを奪って、勝利をたぐり寄せた。
20年は未勝利、21年も1勝と実力からすれば物足りない成績。この数年はパットの不振に陥っていた。加えて今季は3月3戦目から新たに施行されたドライバーの長尺規制がツアーでも採用され、48インチを使っていたブルックは初めて“短尺”ドライバーを使わざるを得なくなった。18年から21年までドライビングディスタンス10位以内をキープしていたが、この規制の影響をうけて今年は20位(268.9ヤード)に甘んじるなど、逆境が続く。
勝ちきれない試合が続く中でも、6月には「ショップライトLPGAクラシック」を制した。その影には、自身もプロゴルファーであり、現在は専属キャディとしてバッグを担ぐ姉のブリタニーさんの存在がある。懸命にラインを読み、ブルックを励まし続ける。ブルックは優勝スピーチで「支えてくれたみんな、そしてなによりいつも一緒にいてくれるブリット(ブリタニーさん)のおかげ」と姉への感謝を口にした。
表彰式ではカナダ国旗と優勝トロフィーを誇らしげに掲げるブルックの姿があった。そしてその少し脇にブリタニーさんは遠慮がちに立っていた。妹のことを優しく、少し疲れたような顔で見守っていたのが、見ていてほほ笑ましかった。
以来、ブルックの動向はずっとチェックしてきた。いつも笑顔で挨拶してくれるし、やはりカナダの妖精と呼ばれるだけあって、キュートさに魅了されてきた。ところがコースに出れば豪快な“オーバースイング”でビッグドライブを放ち、ここまで積み上げてきた勝利は11勝。今回の優勝で12勝目と順調なキャリアを積んでいる。
エビアン最終日は2打差のリードを持って最終日をスタートしたが、途中4パットのダブルボギーを叩くなど一時は首位から陥落。追い上げを見せる後続集団に飲み込まれたが、最後の最後でバーディを奪って、勝利をたぐり寄せた。
20年は未勝利、21年も1勝と実力からすれば物足りない成績。この数年はパットの不振に陥っていた。加えて今季は3月3戦目から新たに施行されたドライバーの長尺規制がツアーでも採用され、48インチを使っていたブルックは初めて“短尺”ドライバーを使わざるを得なくなった。18年から21年までドライビングディスタンス10位以内をキープしていたが、この規制の影響をうけて今年は20位(268.9ヤード)に甘んじるなど、逆境が続く。
勝ちきれない試合が続く中でも、6月には「ショップライトLPGAクラシック」を制した。その影には、自身もプロゴルファーであり、現在は専属キャディとしてバッグを担ぐ姉のブリタニーさんの存在がある。懸命にラインを読み、ブルックを励まし続ける。ブルックは優勝スピーチで「支えてくれたみんな、そしてなによりいつも一緒にいてくれるブリット(ブリタニーさん)のおかげ」と姉への感謝を口にした。
表彰式ではカナダ国旗と優勝トロフィーを誇らしげに掲げるブルックの姿があった。そしてその少し脇にブリタニーさんは遠慮がちに立っていた。妹のことを優しく、少し疲れたような顔で見守っていたのが、見ていてほほ笑ましかった。