＜トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン　初日◇28日◇ダンドナルドリンクス（スコットランド）◇6494ヤード・パー72＞

レベルが違う。渋野日向子は初日を世界ランク4位のリディア・コ（ニュージーランド）と同組で回り、そのゴルフスキルに舌を巻いた。

初日を終えた渋野日向子のインタビューが届きました【動画】

かつてリディアは世界ランキングでも1位に君臨。しばしのスランプがありながら、昨年から結果も戻ってきた。今年はすでに1勝。そして数々のメジャー大会で優勝争いを演じてきたリディアのゴルフは、まさに理想型だった。

「リディアはすごい選手。たぶん初めて回るけど、“レベチ”ですよね」と“レベル違い”を大賞賛。リディアはあれよあれよという間にスコアを伸ばし、終わってみれば7アンダーでトップと1打差の2位タイ。「どのピンでも狙っているし、ドライバーを曲げてもパーを拾ってくる。セカンド以降の精度はエグい」。ピンチをピンチと感じさせない。そんなスキのないリディアのゴルフは大きな刺激となった。

「パターもやっぱりすごい。そんなにポコポコ入るのかって、3メートル以内は決めてくるし」。リディアのバーディ量産に幸運を授かったワケではないが、渋野も惜しいパットを連発。カップに嫌われたとしても、もう少しでビッグスコアという所まで復活。まずは2日目も同組のリディアらから吸収し、上位をうかがう位置で決勝ラウンド行きを決めたい。（文・高桑均）