「風がやっぱり重いんです。プロゴルファーは感覚で風を覚えている。『このクラブでこういう風に打ったら、このくらい飛ぶだろうな』って想像して打つわけです。でも、全英では日本でやっていた想像を超えてしまうことがある。例えば、アゲインストだったらもうちょっと強く打たなきゃとか、いままでの自分の辞書にない、初めてのことを出してこないといけない。そういうところがすごく難しいと思うんですよね」
そんなときの全英対処法が何とも片山らしい。「僕が全英に行っていたときは、いままで読んだことがないジャンルの本を読むとか、そういう発想でやっていました。極端な話、僕がまったく興味がない家具の本を読むとか、キャンプの本を見るとか。キャンプはしないけどね(笑)。まったく興味がないことを入れておくと、ゴルフで『何これ!?』って思ったときに、ちょっと脳の使い方が良くなるんです」。
さらに片山は続ける。「メジャーのときは練習の方法もまったく違う。試合にいきなり入って、『この風、この硬さ、私やったことがないんです。どうしよ、どうしよ』だと通用しない。広げておくことが大事ですよね。僕はゴルフってそうやって上手くなるだろうと思っていますから」。スイング、練習法、トレーニング、ギアと、ゴルフに良さそうなことを積極的に取り入れて、国内で5度の賞金王に輝き、09年の「マスターズ」で4位に入った男の言葉には説得力がある。
今回、日本勢は12人出場する。片山は「名前がわからないです」と言いながらも、「いまの若い女子はレベルが高いから、チャンスがあるんじゃないですかね。渋野日向子ちゃんも優勝したわけですし」と期待を寄せる。自分の経験や想像を超える場面に出くわしたとき、どんな発想で切り抜けるのか。ゴルフ発祥の地、スコットランドで選手としての真価が問われることになりそうだ。
そんなときの全英対処法が何とも片山らしい。「僕が全英に行っていたときは、いままで読んだことがないジャンルの本を読むとか、そういう発想でやっていました。極端な話、僕がまったく興味がない家具の本を読むとか、キャンプの本を見るとか。キャンプはしないけどね(笑)。まったく興味がないことを入れておくと、ゴルフで『何これ!?』って思ったときに、ちょっと脳の使い方が良くなるんです」。
さらに片山は続ける。「メジャーのときは練習の方法もまったく違う。試合にいきなり入って、『この風、この硬さ、私やったことがないんです。どうしよ、どうしよ』だと通用しない。広げておくことが大事ですよね。僕はゴルフってそうやって上手くなるだろうと思っていますから」。スイング、練習法、トレーニング、ギアと、ゴルフに良さそうなことを積極的に取り入れて、国内で5度の賞金王に輝き、09年の「マスターズ」で4位に入った男の言葉には説得力がある。
今回、日本勢は12人出場する。片山は「名前がわからないです」と言いながらも、「いまの若い女子はレベルが高いから、チャンスがあるんじゃないですかね。渋野日向子ちゃんも優勝したわけですし」と期待を寄せる。自分の経験や想像を超える場面に出くわしたとき、どんな発想で切り抜けるのか。ゴルフ発祥の地、スコットランドで選手としての真価が問われることになりそうだ。