「宮里藍 サントリーレディス」で2位に入り、海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)の出場権を手にした藤田さいき。プロ17年目、36歳のベテランは海外メジャー初挑戦となる。渡英直前の最終調整に潜入取材をした。
藤田さいきがポットバンカーを想定して“アゴ近”から練習【動画】
「事前にミュアフィールドの映像を見ましたけど、どこに打っていいのかとかまったくイメージが湧きませんでした。雨風、地面の硬さなど、リンクスの洗礼を浴びてきます」と話す藤田。今回の舞台は海外メジャー「全英オープン」を16回開催するミュアフィールド。英国特有のいわゆるリンクスコースだ。リンクスといえば、小さくて深さのある独特のポットバンカーが点在する。藤田はポットバンカー対策を行っていた。
クラブ契約フリーの藤田は、日本シャフトの石橋良一也氏にクラブ調整を任せている。今回の全英用に石橋氏はボールが上がりやすい60度のウェッジを用意。硬い地面を考慮して実測10度のバンスを6度まで削り、ソール幅も狭くした。
日本には本場のようなポットバンカーはほとんどないが、藤田は通常のバンカーのアゴの近いところにボールを置き、フォロースルーが取れない状況を作って疑似体験。「普段だったらなかなか止まらないような状況ですね。これで高さを出すのは難しいですね」と打つ前は躊躇していた。
新兵器の60度のウェッジをフェースが真上を向くぐらい開いて構え、フォロースルーを大きく取らずに打つ。ボールは目の前の土手を軽々と超えた。「意外と出ますね。58度のウェッジだったら難しいと思いますが、60度ならいけそうですね」。さらにボールをアゴに近づけても何度も脱出。「インパクトで止めて打つのは苦にならないですね」。目の前の土手にヘッドが当たらないようにフォロースルーを取らなくても脱出できる、ベテランの引き出しの多さが役に立つ。
藤田さいきがポットバンカーを想定して“アゴ近”から練習【動画】
「事前にミュアフィールドの映像を見ましたけど、どこに打っていいのかとかまったくイメージが湧きませんでした。雨風、地面の硬さなど、リンクスの洗礼を浴びてきます」と話す藤田。今回の舞台は海外メジャー「全英オープン」を16回開催するミュアフィールド。英国特有のいわゆるリンクスコースだ。リンクスといえば、小さくて深さのある独特のポットバンカーが点在する。藤田はポットバンカー対策を行っていた。
クラブ契約フリーの藤田は、日本シャフトの石橋良一也氏にクラブ調整を任せている。今回の全英用に石橋氏はボールが上がりやすい60度のウェッジを用意。硬い地面を考慮して実測10度のバンスを6度まで削り、ソール幅も狭くした。
日本には本場のようなポットバンカーはほとんどないが、藤田は通常のバンカーのアゴの近いところにボールを置き、フォロースルーが取れない状況を作って疑似体験。「普段だったらなかなか止まらないような状況ですね。これで高さを出すのは難しいですね」と打つ前は躊躇していた。
新兵器の60度のウェッジをフェースが真上を向くぐらい開いて構え、フォロースルーを大きく取らずに打つ。ボールは目の前の土手を軽々と超えた。「意外と出ますね。58度のウェッジだったら難しいと思いますが、60度ならいけそうですね」。さらにボールをアゴに近づけても何度も脱出。「インパクトで止めて打つのは苦にならないですね」。目の前の土手にヘッドが当たらないようにフォロースルーを取らなくても脱出できる、ベテランの引き出しの多さが役に立つ。