ゴルフのトーナメント会場は“ネタの宝庫”。ただ、そのすべてを伝えることはなかなか困難なこと…。そこで現場記者がコースを歩くなか“見た”、“聞いた”もののなかからちょっと気になった1つのテーマ、すなわち“ヒトネタ”をご紹介！ 今回は「BMW女子選手権」が行われている韓国のオークバレーCCから。

スナック片手に笹生優花とツーショット【写真】

韓国の女子ゴルフ人気を支えてきた一人が、今週の米国女子ツアー「BMW女子選手権」で引退します。米ツアー通算9勝。2010年には賞金女王に輝き、12年には「全米女子オープン」も制したチェ・ナヨン選手が、今大会を持って第一線を退きます。

08年から米ツアーに参戦し、端正なルックスと実力を兼ね備えた選手として人気を誇りましたが、15年の開幕戦を最後に優勝から遠のきました。復活を期待する声も多かったですが、34歳で引退という選択をしたようです。

「いままでやってきて悔いはありません」と大会前の会見で発表しましたが、どこか寂しげ。後輩達からも惜しむ声が続々と挙がっています。

そんなナヨンですが、母国での引退試合を楽しみにしているようです。そして忘れないのが感謝の気持ち。その証に、練習日には会場にいる人全員に差し入れをしていました。その方法が粋なんです。なんと、スナック販売のトラック出店を用意し、チュロスとソーセージ＆韓国餅の串を振る舞ったのです。