＜BMW女子選手権 2日目◇21日◇オークバレーCC（韓国）◇6726ヤード・パー72＞

初日に連続バーディ締めで9位タイと順調な滑り出しを見せた畑岡奈紗。だが、2日目は一転、「チャンスにつけられず伸び悩んでしまいました」と苦しいゴルフに。それでも「72」とスコアを落とさずに回れた理由の1つが、今週から投入する新パター、テーラーメイド『トラスTB2トラスセンター』の存在だ。

原英莉花も三角形を使いました【写真】

見せ場はいきなりやってきた。出だしの1番で「難しいアングルだった」とグリーン右手前からのアプローチはカップを5メートルもオーバー。大ピンチとなったが、このパットを沈めてナイスパーセーブ。大事なスタートでつまずかずに済んだ。

さらに7番、8番と連続ボギーからの9番。苦しい流れのなか、ピンは二段グリーンの奥という状況で「同じ段に運びたかった」という2打目はグリーンの手前に乗っただけ。3パットの可能性もある10メートル以上の段を上るパットを残したが、ファーストパットをカップにねじ込んでバーディを奪取。悪い流れを断ち切り、後半のプレーへとつなげた。

「まだテスト段階」と投入した新兵器だったが、その良さは早くも感じている。「ロールもいいですし、自分がミスヒットしたところもヘルプしてくれている」。稲見萌寧ら国内女子ツアーで数多くの勝利に導いてきた三角形のパターに、畑岡もハマったかたちだ。