男女問わず、これまで米参戦後にそういった飛距離の差に悩み、追い求めようとして崩れた選手も少なくない。しかし、西村は「どれだけ自分のプレーができるかだと思っていました」と自分を見失うことはない。「後ろから内につけてやろう、という気持ちもなくて。落ち着いてできましたね」。最終日のボギーフリーのラウンドが、何よりのあかしだ。
一方で、アメリカへ必要なものも再確認できた。グラントは飛距離だけでなくアプローチも冴えていた。「ドローめにアプローチしたり、グリーン周りもうまかった。今は外してもいいメンタルでプレーできるようになっていますが、長期的に見てもっと引き出しを増やしていきたいですね。そうすればよりリカバリーできると思います」。自分の武器はさらに伸ばしていく必要があることも、改めて実感できた。
西村と同い年で今年米ツアー初優勝を挙げた古江彩佳だが、現在ドライビングディスタンスは135位(249.280ヤード)。同じくショットの精度、小技で勝負する選手としていいロールモデルとなりそうだ。大事なことは“自分を見失わないこと”。リハーサルとしては十分すぎるほどの一週間だった。(文・秋田義和)
一方で、アメリカへ必要なものも再確認できた。グラントは飛距離だけでなくアプローチも冴えていた。「ドローめにアプローチしたり、グリーン周りもうまかった。今は外してもいいメンタルでプレーできるようになっていますが、長期的に見てもっと引き出しを増やしていきたいですね。そうすればよりリカバリーできると思います」。自分の武器はさらに伸ばしていく必要があることも、改めて実感できた。
西村と同い年で今年米ツアー初優勝を挙げた古江彩佳だが、現在ドライビングディスタンスは135位(249.280ヤード)。同じくショットの精度、小技で勝負する選手としていいロールモデルとなりそうだ。大事なことは“自分を見失わないこと”。リハーサルとしては十分すぎるほどの一週間だった。(文・秋田義和)