<ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 最終日◇2日◇レイクノナG&CC(米フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
「(4日間で)一番いいラウンドができたと思うんですけど…。なかなかスコアにつながらなかった」。古江彩佳はそう言って小首を傾げた。最終日は2バーディ・2ボギーの「72」。4日間で一度も60台を記録できず、トータルイーブンパー・25位タイで終えた。
この日のパーオン率は72.2%(13/18)、フェアウェイキープ率は85.7%(12/14)と高水準。「ショットもパットもフィーリングも、きょうが一番良かった」と手応えを感じていたが、スコアが伸びなかった原因は、31パットを要したグリーン上にあった。
「バーディチャンスにはつけられるけど、微妙な傾斜があって、本当に(ラインが)読みづらかった。パーパットは決められても、なかなかバーディパットが入ってくれなくて、リズムを崩してしまった」と決めきれなかったことを悔やんだ。
それでも「自分ではそこまで悪くないと思っている。自分を信じながら打てたショット、パットはすごく多かった」と結果を前向きに捉えている。「(4位に入った)去年よりも修正ポイントは多い。また練習し直して、来週に向けて頑張りたい」と課題を明確にした。
次戦は6日(木)開幕の「ファウンダーズカップ」(米フロリダ州)。「あまり(自分のプレーを)疑いすぎず、悪いポイントは修正しながら、しっかり切り替えたい」。持ち前のメンタリティを生かし、的確な調整に励む。