<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇14日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
古江彩佳が日本女子4人目となるメジャー制覇を成し遂げた。2019年の「AIG女子オープン」(全英女子)で日本勢2人目のメジャー女王になった渋野日向子も、会場で祝福の言葉を送った。
4日間のラウンドを終え一度はホテルに戻っていた渋野だったが、新たに誕生した日本人メジャー女王をお祝いするため再びコースに戻った。「現地で見たかったな。ネットで見てやべ~って(笑)。居ればよかったな。しびれた、えぐい」。その気持ちをすぐさま行動にうつした。
古江は2学年下の“後輩”にあたるが、同じツアーで戦い続けていることもあり、その強さは日頃から肌で感じる部分。「えってぃは実力がすごいし、一年通じて安定感がある。いつ勝ってもおかしくないなかで、メジャーで勝つのは実力があるからこそできること」。その後に『同じ選手から見てどこがすごい?』と問われると、「全部。ショット力もパターもアプローチも、総合的にレベルが高すぎる」と答える。
さらに称賛の言葉は止まらない。「ここまで一年間安定しているっていうのはうらやましい。ゴルファーが目指すべきところ。それをやってのけているのはえってぃだけ」。その姿は「私も頑張らないとと思わされました」と大きな刺激にもなる。
西村優菜、勝みなみ、山下美夢有、西郷真央は18番グリーンで古江の上がりを待ち構え、シャンパンで祝福。同じ舞台で戦った多くの日本人選手が大きな拍手を送る優勝劇だった。