<AIG女子オープン 3日目◇24日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>
日本ツアーを主戦場に戦う申ジエ(韓国)が聖地で輝きを放った。11位から3日目をスタートすると、7バーディ・2ボギーの「67」をマーク。2位に1打差をつける単独首位に浮上した。
スタートから連続バーディを決めると、7番からは3連続。後半も12番、17番とバーディを量産した。「2日間のプレーを参考にしながら、キャディさんと風向きなどを話したのがよかった」と好プレーを振り返る。フェアウェイキープ率は81%(13/16)、パーオン率も83%(15/18)と高水準。パット数も28回と、ショットとパットともに好調さが伺える。
寒さ、そして強風の難しいコンディションに多くの選手が翻ろうされるなか、この3日間は「71」、「71」、「69」とアンダーパーを並べ続けている。ここまでの戦いぶりについて「今週は難しいコンディションだけど、みんなも同じ。だからガマンが大事。しょうがないボギーもありますが、ボギーで大丈夫という時もある。バーディチャンスが来た時にちゃんと取れればいい」。ベテランらしい落ち着きこそが、今大会の強さに繋がっている。
2008年、12年に全英を制している元世界ランク1位。セント・アンドリュースで行われた07年、13年大会にも出場しており、それぞれ28位、36位で終えている。聖地は今年で3回目の出場。「セント・アンドリュースということで、今まで優勝してきた試合よりもスペシャルな感じがある」。百戦錬磨のジエでも、この地でのプレーには気持ちも入る。
「今までやってきたことをそのままやれればいいと。自分のゴルフをして、最後かもしれないセント・アンドリュースでいいプレーをしたい」。12年ぶりの大会3勝目は手の届くところにある。(文・齊藤啓介)