＜コーツ・ゴルフ選手権　2日目◇29日◇ゴールデンオカラGC（6,541ヤード・パー72）＞

　1時間半遅れでスタートした「コーツ・ゴルフ選手権」2日目。ステイシー・ルイス、ジェシカ・コルダ、アサハラ・ムノスといったスター選手がリーダーボードのトップに並び、開幕戦を制するのはベテラン選手のようにも思える。

　そんな中、第1ラウンドは“67”で回ったルーキーのハナ・ジャンが午後にスタートし、この日は7アンダーの“65”をマーク。ジャンは4つのアプローチが1メートル以内につけるなど好ショットを連発し、最終ホールでは日が暮れる中、約8メートルのカーブしたラインを決めてバーディフィニッシュ。

　「今日はアイアンでのセカンドショットが良かったわ」と振り返る女子世界ランキング21位のジャン。22歳のルーキーは開幕戦で非常に落ち着いたプレーをしており、風格を持っているようにも感じられるが、「そうは思わないわ。私、歳をとりすぎているの」と、笑いながら言った。

　霜による遅延のため、50選手が午後にスコアを落とした。ルイスは第2ラウンドを“70”で回り、通算8アンダーとして2位につけた。リディア・コ（69）、ムノス（70）はアンジェラ・スタンフォード、オースティン・アーンストとともに3位タイとしたが、後者2人はそれぞれ第2ラウンドを4、5ホール残している。第2ラウンドが金曜の朝に流れ込むことは、この日6アンダーをマークして上位に食い込んだスタンフォードにとっては最悪だった。

　また、ルイスがラウンドを終えてもコースを去らなかった。トップと4打差で第3ラウンドを迎えるからだ。