＜コーツ・ゴルフ選手権　最終日◇31日◇ゴールデンオカラGC（6,541ヤード・パー72）＞

　17番で痛恨のダブルボギーをたたき、トーナメントのタイトルはチェ・ナヨンに持っていかれたリディア・コ（ニュージーランド）。しかし、男女のゴルフ史上、最も若くして世界ランク1位となった。

　スコアテントを立ち去るとき、月曜日に発表される女子世界ランキングで、17歳にしてナンバーワンになることを知らされたコは、1位になることが、まるで厄介な事であるかのように目を丸くして驚きを声にした。みんなが笑顔で祝福し、彼女も笑顔を見せながらファンと写真を取りに走り去っていった。コだけが優勝を逃した悲しさの中でも、すばらしい栄光を手にし、最高な気分を味わうことができたのだ。

　「最高だわ。知らなかったの。本当にどうすればナンバーワンになれるか知らなかったから。今日はベストを尽くしてプレーすることだけに集中していたから。だから1位になれて本当に栄誉を感じる。これからも自分のゴルフに集中して、ランキングのことは考えないわ。いつも言っているけど、ランキングは結果としてついてくるものだから」

　ところで、リディア・コが世界ランク1位になることで、大きく影響することは何だろうか？

　「今夜、家に車で帰れることがうれしいの。土曜日に終わるのは本当に最高」