＜ピュアシルク・バハマLPGAクラシック　事前情報◇4日◇オーシャンクラブGC（6,644ヤード・パー73）＞

　先週の土曜日、世界ランク1位を獲得したリディア・コは、両親やエージェント、コーチとそのお祝い会を開いた。みんながシャンパンを傾けている一方、コは手にしたのはレモネード。若干17歳、しかも短いキャリアの中で、それほど苦い経験をしていない彼女にとって、世界1位達成は、最も心に残る出来事となった。ランキングの発表から5日たち、世界一の女子ゴルファーになったことを実感しつつも、周囲からの注目には気にすることもなく、今は自分のプレーに集中することへ切り替えている。

　「大会が土曜日に終了したこともあり、喜びに浸る時間はあったけれど、今はコースの下見をしたり、天候に慣れたり、とにかく通常のルーティンに戻すようにしているわ。もちろん、このランクになったことはとても名誉なことだと思っているけど、今はプレーに集中しようと。ランクのことはあまり気にせず、一ゴルファーとして、コースに立って楽しみたいと思っている」

　世界1位になってから、この17歳にお祝いのメッセージが殺到する中、ある人からのメッセージに最も目を引いた。コと同じニュージーランド人で、ポップスターであるロードのツイートを見て、彼女は驚きを隠せなかった。

　「ロードからの（ツイート）を見て驚いたわ。彼女は『ロイヤルズ』という曲でビルボードチャートの1位を獲得しているし、もう彼女の大ファンなの。そのような人が『おめでとう。誇らしいわ』とつぶやいてくれて。もう、『やばい。信じられない』と思ったわ。とにかく大ファンなので、憧れの人からツイートを貰えるなんて、最高だった」

　2013年に、ロードとコはタイム誌の"世界で最も影響力のあるティーンエージャー30人"に選出されている。