＜ボランティア・オブ・アメリカ・ノース・テキサス・シュートアウト　3日目◇2日◇ラスコリナスCC（6,462ヤード・パー71）＞

　3日目、レクシー・トンプソンとインビー・パークが最終ホールでともにバーディーを奪い合った。そのトンプソンとパークは最終日、カリー・ウェブとともに最終組でラウンドする。アンジェラ・スタンフォード、ブルック・ヘンダーソンはトップから1打差で追いかける。全体で5打差までに19人の選手が連なり2打差までには7人もの選手がつける混戦。つまり誰にでも可能性はある。

　「順位は今、混戦ね。低いスコアをだせるといいわ。でも、自分のゲームに集中してどのショットも自分のルーティーンに従いながら集中するわ。ほかの選手を気にしないわ」とトンプソンは昨年メジャー大会クラフトナビスコ選手権で優勝して以来のツアー5勝目を狙う。パークは今季2度目の優勝を、そしてこの大会2度目、生涯14度目の優勝をかけて戦う。

　「2打差までにたくさんの選手がいるわ。明日いいプレーをした選手が優勝ね。だからこそ積極的にプレーして明日は勝つためにもいいスコアを出さなくては。明日かつには3つか4つは伸ばさないといけないと思う。今日よりは絶対にいいプレーをしなくては」。

　ウェブは土曜日に9つのバーディーを奪い、ステイシー・ルイスが持つ大会記録のベストスコアである7アンダーをマーク、優勝争いに加わった。彼女も42度目の優勝をかけ最終日を迎える。「ここ1年必死にトレーニングしたわ。スイングでもいくつか変更したし、ここ何週間うまくはまってきたわ。いい感じよ。コースで打ちたいように打てるのはいいことね」。

　17歳のカナダ出身のブルック・ヘンダーソンは、第3ラウンドはリードしたものの72のイーブンパーで失速してしまった。1打差のため意気消沈して最終日を迎えるわけではない。「とても良く打ててたわ。ちょっとミスもしたけれど。特にバック9では入れたいパットがいくつかあったわ。でも、いい位置にまだつけているし、今日はそこまでいいプレーができたわけではないのに。今日はよく粘ったわ。明日がたのしみ」と気合が入る。