＜ヨコハマタイヤLPGAクラシック　3日目◇29日◇RTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターC（6,955ヤード・パー72）＞

　土曜日11時56分にプレーが雷雨によりサスペンデッドになったとき、最終グループに予定されていたオースティン・アーンストはティーオフまで一時間を切っており、ラウンド前のウォーミングアップを始めていたところだった。最終的に5時間3分の中断があり、アーンストは再度ウォーミングアップを強いられた。

　首位グループのアーンスト、ツェン・ヤニ、レクシー・トンプソンは日没サスペンデッドになるまで5ホール途中までしか消化できなかった。ツェンが一打差の首位でスタートしていた3日目だったが、終了時点ではアーンストが逆転。1打差での首位に浮上した。午前7時半に再開される予定である第3ラウンドにはまだ予選通過した75選手全員がコース上に残っている。

　「座って話したりしていました」と、アーンストは言う。「叔母さんが二人いるし、母もいます。さらに家族の友達も何人かいるのでみんなで話したりしながら近況をチェックしていました。今日のうちに数ホール消化できてよかったです。おかげで明日終わることができそうです」。しかし、アーンストは5番でのパットに加え、日曜日に31ホールを消化しなければならない。第3ラウンドが終わってからペアリングが変わることはないため、ツェン、アーンスト、トンプソンは最終ラウンドを午前11時32分にティオフする予定だ。

　「長い1日になるでしょう」と、アーンストは言う。「どれだけバーディーを決められるか。ロースコアの戦いになると思います。いつもより多くのゴルフをすることになります。第3ラウンドを終えたら、ちょっと昼休憩を挟んですぐにまたコースに出なければなりません。勢いを持ち越せると思うので、そのまま一気に突っ走りたいですね」。

　10アンダーのアーンストの後方には多くの選手が控えている。2013年以来の優勝を目指すツェンは土曜日、4番でボギーを叩き9アンダーの2位に後退。2打差の8アンダーには、キム・セヨン、ティファニー・ジョー、シドニー・マイケルズ、フリエタ・グラナダとトンプソンの5選手がいる。