＜CMEツアー選手権　2日目◇20日◇ティブロンGC（6,540ヤード・パー72）＞

　ハナ・ジャンは今シーズン5度目のトップに立った。第2ラウンドを“65”の7アンダーで回ったジャンはリディア・コに2打差をつけて決勝ラウンドを迎える。今シーズン3度の2位を経験し、ツアー初優勝を見据える。彼女は今大会までに1勝はしていたと思っていたようだが、今日のようなプレーを続ければ最終戦で初優勝も夢ではない。

　「そうですね、マラソンクラシックで初めてチェラ・チョイとプレーオフを経験しました。その時、優勝を考えましたね。チャンピオンになりたいです」とジャン。「トップにたつことをあまり考えたくないですね。自分のゴルフをして、自分のことを考えたいです。チャンピオンになることよりも」。

　世界ランク1位のコはすばらしい金曜を迎えていた。“67”の5アンダーをマークしインビー・パークに4打差をつけた。Vare Trophy賞、ロレックス最優秀選手賞、そして賞金女王の3冠独占を狙っているコ、Race to the CME Globeもリードしており2年連続で100万ドルの賞金を手にするかもしれない。そのことを全く気にしていないが、初日を終えて、Race to the CME Globeのランキングでトップに立っていないことには少なからず気づいたようだ。

　「ホテルに帰って総集編を見ていたらレースのこともやっていました。意図的に見たわけではないですよ。トレーナーとも言っているのですが、日々より良い日を送ることを心がけています。それを目指してトレーニングしています。毎日成長すれば、結果低いスコアがでるでしょう」コは言う。

　1年前、コは5打差を追って週末を迎え、決勝では68、68をマークしプレーオフに突入。プレーオフ4ホール目で優勝を手にした。今年は2打差を追いかけるが、今日も最初の11ホールで6つのバーディを奪いジャンとトップタイにもなった。その後、16番のパー4でダブルボギー、16番ではボギーとしてしまい後半になって崩れてしまった。