＜全英リコー女子オープン　初日◇28日◇ウォーバーンゴルフクラブ＞

　海外女子メジャー第4戦「全英リコー女子オープン」が、イングランドにあるウォーバーンGCで開幕した。目まぐるしく天候が変わる難しいコンディションの中でのラウンドとなった宮里美香は、粘り強くストロークを重ねて3バーディ・ノーボギー“69”の3アンダー11位タイ。日本勢唯一となるアンダーパーで初日を滑り出した。

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　前半は耐える展開だった。「正直、1番でフェアウェイのど真ん中から寄せきれなかったところで悔しかった。アプローチもOKの距離じゃなくて、嫌なパーパットが入ってのパー発進。今日はアイアンショットが前半全然良くなくて、ショートゲームに助けられた」。

　それでも要所を抑えてノーボギーで切り抜けると、10番でこの日初のバーディ。「バーディで少し勢いに乗れたかなと思うけど、次の11番のパー5も3打目がグリーンのすごく奥に行ってしまって。左の傾斜が凄く強くて、パターかアプローチか悩んだが、アプローチでスピンを掛けてOKパー。それでまた勢いに乗れた」。ここでもショートゲームが力を発揮した。

　14番で2つ目のバーディを奪取。最終18番は約10メートルを放り込んで3つ目のバーディを奪い「まさか入るとは思わなかった」と笑顔を見せた。好スタートながら首位とは7ストロークの差がついた。2日目もスコアを伸ばしていくゴルフが求められる。「伸ばさなきゃいけないというプレッシャーはもちろんある。そこで自分のゴルフをしっかりやらなきゃいけないというのは、いつも思っている。それだけできればいいかなと思います」。第2ラウンドは早朝7時03分スタートとなっている。