4月の「フジサンケイレディス」を制して2番手の座を手中に収めかけたが、5月後半に突然、肩から背中にかけての痛みが大山を襲う。事態は深刻で、昨年制した「ヨネックスレディス」、世界ランキングのポイントが高い4日間大会「サントリーレディス」「アース・モンダミンカップ」の3試合を欠場することに。6月末の時点で「スイングが全くできない…」とオリンピック以前にプレーヤーとして厳しい状態だった。
さらに何とか間に合わせた五輪決定前の最終戦「全米女子オープン」で無念の予選落ち。万事休すかと思われたが、予選を突破した渡邉が最終ホールで池に入れるなど最終日に順位を落とし、ポイント差わずか0.01で2番手の座を死守。首の皮一枚で日本代表に食い込んだ。
そんなベテランの代名詞はなんといっても“五木ガッツポーズ”。ここ一番のパットを決めたときなどに喜びを表す姿が「(演歌歌手の)五木ひろしがこぶしを握る姿に似ている」と先輩プロから呼ばれたことがきっかけでその名がついた。調子が良い時は“五木ガッツポーズ”が何度も飛び出す。
ここからは少し詳しいスイング解説。1999年の賞金女王・村口史子は「オーソドックスだけど芯が強いスイング」と評する。「足腰が強く、ダウンスイングの切り返しでも下半身がバタバタしていません。また、インパクト以降、右足の上がりが早いんだけど、壁がしっかりとできているので身体が流れず、しっかりとそれを受け止めてる。それが強い球につながっていると思います」。
また、5月後半以降リズムが変わったという。「写真ではわかりづらいと思いますが、全米女子オープンのときに“スイングを少しゆっくりするようにして良くなった”と話していました。彼女は力が入るとスイングが早くなる傾向がありましたが、速度を意図的に落としても飛距離が変わらないそうです。逆に安定するようになって間がしっかりととれていますね。同じ悩みを持つアマチュアの人は、出だしの上げるタイミングを意識してみると良いかもしれません(村口)」。
未だに宮崎弁の訛りが抜けきらない話し方も大山志保の魅力。そんな郷土愛あふれる39歳は、宮崎の英雄・井上康生、松田丈志らのようにメダルを故郷に持ち帰ることができるだろうか。
さらに何とか間に合わせた五輪決定前の最終戦「全米女子オープン」で無念の予選落ち。万事休すかと思われたが、予選を突破した渡邉が最終ホールで池に入れるなど最終日に順位を落とし、ポイント差わずか0.01で2番手の座を死守。首の皮一枚で日本代表に食い込んだ。
そんなベテランの代名詞はなんといっても“五木ガッツポーズ”。ここ一番のパットを決めたときなどに喜びを表す姿が「(演歌歌手の)五木ひろしがこぶしを握る姿に似ている」と先輩プロから呼ばれたことがきっかけでその名がついた。調子が良い時は“五木ガッツポーズ”が何度も飛び出す。
ここからは少し詳しいスイング解説。1999年の賞金女王・村口史子は「オーソドックスだけど芯が強いスイング」と評する。「足腰が強く、ダウンスイングの切り返しでも下半身がバタバタしていません。また、インパクト以降、右足の上がりが早いんだけど、壁がしっかりとできているので身体が流れず、しっかりとそれを受け止めてる。それが強い球につながっていると思います」。
また、5月後半以降リズムが変わったという。「写真ではわかりづらいと思いますが、全米女子オープンのときに“スイングを少しゆっくりするようにして良くなった”と話していました。彼女は力が入るとスイングが早くなる傾向がありましたが、速度を意図的に落としても飛距離が変わらないそうです。逆に安定するようになって間がしっかりととれていますね。同じ悩みを持つアマチュアの人は、出だしの上げるタイミングを意識してみると良いかもしれません(村口)」。
未だに宮崎弁の訛りが抜けきらない話し方も大山志保の魅力。そんな郷土愛あふれる39歳は、宮崎の英雄・井上康生、松田丈志らのようにメダルを故郷に持ち帰ることができるだろうか。