<リオデジャネイロ五輪ゴルフ女子 3日目◇19日◇オリンピックゴルフコース(6,245ヤード・パー71)>
文字通り唇をかみしめていた。トータル4アンダーとメダルを争う位置からスタートした野村敏京だったが、この日は3バーディ・4ボギーの“72”と1つスコアを落としトータル3アンダーでホールアウトした。順位こそ15位タイに上がったものの、メダル圏内までは6打差と厳しい状況に追い込まれた。
前半はバーディとボギーが交互に来る展開。それでもスコアを伸ばして折り返した。「最初のホールからバーディ獲っていい流れでいけそうだったけど。2番ではティショットが左のバンカーに入って。当たりは良かったけど左からの風が来なくてまっすぐいってバンカーに入ってしまった。ちょっと運もなかった」。悔やまれるとすれば1.5メートルを外した9番のバーディパットか。
難度の上がるバックナインは懸命に耐えていたが、悔いが残るのが14番のパー3だ。「ティショットを右にミスしたのが一番もったいない。その前までずっと頑張ってきたのに、そこでミスしてボギーは今考えても悔しい」。難易度1位の12番、同4位の13番はパーでしのいで終盤に伸ばしていこうという矢先のボギー。勢いを自ら止めてしまった。
この日はメダルの重圧も感じていた。「16番のセカンドもラクにバーディを狙える位置からだったのに、連続ボギー(14、15番)もあったからラクに打てなかった。普通の試合ならトップ10に入ればいいと思って打てるけど、オリンピックは3つしかメダルが獲れないから、バーディを獲りたいと思ってしまう」。ここまでひょうひょうとプレーを続けてきた野村が初めてオリンピックの重みを感じた瞬間だった。
「私が爆発して8アンダーとか9アンダーを出さないとメダルは難しいかな。でも、わからない。最後まで頑張ってみないとね」。最終日は天候が荒れる予報も出ている。ヘッドコーチの丸山茂樹は「荒れたほうがおもしろい。悪い中でもまとまられる技術力があるから、難しい状況になった方が敏京ちゃんにはチャンスがあると思う」と荒天を歓迎する。残す18ホールで波乱を起こすことができるか。
文字通り唇をかみしめていた。トータル4アンダーとメダルを争う位置からスタートした野村敏京だったが、この日は3バーディ・4ボギーの“72”と1つスコアを落としトータル3アンダーでホールアウトした。順位こそ15位タイに上がったものの、メダル圏内までは6打差と厳しい状況に追い込まれた。
前半はバーディとボギーが交互に来る展開。それでもスコアを伸ばして折り返した。「最初のホールからバーディ獲っていい流れでいけそうだったけど。2番ではティショットが左のバンカーに入って。当たりは良かったけど左からの風が来なくてまっすぐいってバンカーに入ってしまった。ちょっと運もなかった」。悔やまれるとすれば1.5メートルを外した9番のバーディパットか。
難度の上がるバックナインは懸命に耐えていたが、悔いが残るのが14番のパー3だ。「ティショットを右にミスしたのが一番もったいない。その前までずっと頑張ってきたのに、そこでミスしてボギーは今考えても悔しい」。難易度1位の12番、同4位の13番はパーでしのいで終盤に伸ばしていこうという矢先のボギー。勢いを自ら止めてしまった。
この日はメダルの重圧も感じていた。「16番のセカンドもラクにバーディを狙える位置からだったのに、連続ボギー(14、15番)もあったからラクに打てなかった。普通の試合ならトップ10に入ればいいと思って打てるけど、オリンピックは3つしかメダルが獲れないから、バーディを獲りたいと思ってしまう」。ここまでひょうひょうとプレーを続けてきた野村が初めてオリンピックの重みを感じた瞬間だった。
「私が爆発して8アンダーとか9アンダーを出さないとメダルは難しいかな。でも、わからない。最後まで頑張ってみないとね」。最終日は天候が荒れる予報も出ている。ヘッドコーチの丸山茂樹は「荒れたほうがおもしろい。悪い中でもまとまられる技術力があるから、難しい状況になった方が敏京ちゃんにはチャンスがあると思う」と荒天を歓迎する。残す18ホールで波乱を起こすことができるか。