米国女子ツアーの出場優先順位はプライオリティリストと呼ばれる、20のカテゴリーに基づいたランキングにより決定する。昨年のポイントランキング上位80人がカテゴリー1、ノンメンバー優勝者がカテゴリー7、米最終予選会(Qシリーズ)突破者はカテゴリー15というように分けられている。
プライオリティリストに掲載されている選手は557人。そのなかでカテゴリー1から16、カテゴリー19に該当する選手の国・地域別人数がLPGAから発表されているので、確認してみよう。
最も多い国・地域は“お膝元”でもある米国で52人。カテゴリー1の“シード選手”としても28人がいる。世界ランキング1位のネリー・コルダやリリア・ヴなど精鋭がそろっている。
30人で2位につけるのは韓国。ユ・ヘラン、キム・ヒョージュ、コ・ジンヨンなどがいて、シード選手は14人を数える。また、Qシリーズを突破したユン・イナなど新人にも期待が集まる。
そして日本は14人で3位にランクイン。ランキング最上位の古江彩佳を筆頭に、西郷真央、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみとシード選手は7人。また昨年の日米共催「TOTOジャパンクラシック」で優勝した竹田麗央もルーキーデビューを飾る。
米2年目の吉田優利や、昨年は下部エプソン・ツアーを戦った馬場咲希も出場権を獲得。日本ツアーからは山下美夢有、岩井千怜、岩井明愛も本格参戦する。稲見萌寧はカテゴリー16『ポイントランキング101~125位、エプソン11~15位』に名を連ねているが、日本ツアーに主戦場を移すことを明かしている。
4位にイン・ルオニンら中国の13人、5位にジーノ・ティティクルらタイの12人が続く。日本も世界最高峰のツアーの一大勢力に成長を遂げている。
【カテゴリー1~16、19に該当する選手の出身国・地域】
米国:52人
韓国:30人
日本:14人
中国:13人
タイ:12人
オーストラリア:10人
スウェーデン:8人
ドイツ:7人
イングランド:5人
カナダ、台湾、フランス:4人
デンマーク、メキシコ:3人
ニュージーランド、フィリピン、南アフリカ、スペイン、スイス:2人
ベルギー、エクアドル、フィンランド、インド、アイルランド、イタリア、マレーシア、オランダ、北アイルランド、ノルウェー、パラグアイ、スコットランド、スロベニア、:1人