<HSBC女子世界選手権 3日目◇4日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>
シンガポールで今季初戦を迎えた西郷真央は、苦しい一日を過ごした。1バーディ・8ボギー・3ダブルボギーの「85」で3日目を終え、「残念なプレーになったと思う」と振り返った。
西郷真央は“タテ距離”合わず『85』 意地のチップインバーディ締めに「よかった」
米国女子ツアーは第3ラウンドが終了。西郷真央は「85」を叩き、トータル13オーバーの65位に沈んだ。
配信日時:2023年3月4日 10時25分
<HSBC女子世界選手権 3日目◇4日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>
シンガポールで今季初戦を迎えた西郷真央は、苦しい一日を過ごした。1バーディ・8ボギー・3ダブルボギーの「85」で3日目を終え、「残念なプレーになったと思う」と振り返った。
ショット、パットがかみ合わなかった。「ティショットは気持ちよく振れるようになってきた」とドライバーのフェアウェイキープ率は14ホール中8ホールとまずまず。だが、続く2打目以降、アイアンショットの“タテ距離”が合わなかった。
前半15番ではティショットがグリーン手前のバンカーにつかまり、そこから乗らず寄らずでダブルボギー。18番ではラフで沈んでいるバンカー越えのアプローチがわずかに届かず。バンカーからセーブできなかった。
「狙ったところには出ていて、自信をもってフィニッシュを決めているなかでグリーンに乗らない。なんで距離感が合わないんだろう、というのを考えていた」。雨風が強く吹く中、その影響を考えながら番手を選び、納得のいくショットも打ててはいたのだが「奥にもいくし、少しこぼれたり、1~2ヤード届かなくてバンカーのあごで目玉になったり」。パーオンしたのは4ホールのみ。「アジャストできなかった」と、ショットメーカーが精彩を欠いた。
なんとかカバーしようと、そこから「ベストを尽くして寄せたりもした」が、続くパットもなかなか決まらない。「蹴られたり、ショートしたり」とショートゲームで流れをつくることもできず、「精神的にしんどい一日」となってしまった。
それでも、最終9番。ドライバーショットをフェアウェイセンターに運ぶと、グリーン手前にショートしてしまったのちの3打目を直接決めて“チップインバーディ”締め。これには「よかった」と、やっと白い歯がこぼれる。
スイングの感覚は悪くなく、ショットは左右にブレていないだけに、考えるべき修正ポイントはひとつ。「あしたの朝、その日の調子でどのくらい飛ぶのかをチェックしてからいきたいです」。狂ってしまったタテ距離を取り戻し、最終日はショットメーカーらしい“一撃”を披露していきたい。(文・笠井あかり)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
HSBC女子世界選手権
HSBC女子世界選手権のニュース
- 8ラウンドオーバーパーなしに「全然あり得ない」 渋野日向子の“勉強の2週間”を振り返る
- 笹生優花は最終日に“爆発力”みせるも「安定したゴルフを」 次戦は国内鹿児島大会
- ケガから完全復活 コ・ジンヨンが大会初の連覇達成に「最も重要な勝利」
- 畑岡奈紗は“あと1ヤード”足りず…「完璧な攻めたショットだった」
- 「乗らないとスコアは出ない」渋野日向子が覇者とのプレーで学んだこと
LPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |