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古江彩佳が振り返ったエビアンVの“劇的ラストシーン” 珍しいよろこび表現は「自然と出ました」 

エビアン選手権を制した古江彩佳が、凱旋帰国を果たした。その取材では優勝の瞬間についても振り返った。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年7月17日 08時00分

先週の「アムンディ・エビアン選手権」で、日本女子として史上4人目のメジャー優勝を果たした古江彩佳が、16日着の航空機で“凱旋帰国”した。経由地の羽田空港で取材にも応じ、あの“歓喜の瞬間”も振り返った。

これが優勝の瞬間に「自然」と出たポーズ【写真】

多くの報道陣、そしてファンが待つ日本の地にメジャーチャンピオンとして降り立った古江。その“歓迎ぶり”や、祝福メッセージの嵐、そして機内にサプライズで用意されていた『Congratulation(おめでとう)』と書かれたプレートなど、優勝後は感激することが多かった。そしてそのひとつひとつが歴史的勝利を実感するできごとにもなっている。

この取材では、やはり試合中の質問も多く投げられた。最終18番の決勝イーグルは、3メートルのスネークラインを決めたものだったが、その時の心境については「プレーオフになったら勝てる気がしなかったので、絶対に決めようと思った」と語る。そして「最悪バーディを取れるタッチで狙いたいと思いながら。フックしてスライスするラインを読み切るのは難しかったと思うけど、しっかり入れることに集中してできました」と、あの劇的なシーンを思い返した。

印象的だった光景のひとつが、そのパットを決めた後。右手を高々とあげて感情を表現したが、これは「なかなかよろこぶタイプではない」という古江にとっては、本人としても珍しい瞬間だった。「自然と出ました。よろこびがこみ上げてきて、手まで上げました。(試合でこういう場面の)数は多くないと思います。今回はうれしい気持ちが大きかった」。記者から『生まれてから一番うれしかったか』と聞かれると、深くうなずく。ポーカーフェースも強さの一部ではあるが、それを軽く超越するほどのよろこびがあった。

メジャー優勝については「想像してなかったこと」とも言う。それを成し遂げられた要因については「最後まで諦めなかったことがよかったのかな」と分析する。トップに3打ビハインドで迎えた14番パー3、さらに続く15番パー5と連続で10メートル以上のロングパットを決め流れを変えたのは、まさに諦めずに戦ったことで生まれた名シーンとも言える。

今週から米本土とカナダで3連戦が行われるが、古江はここからの3週間は日本でつかの間のオフを過ごす。復帰戦は8月15日開幕で、歴代覇者として名を刻む「スコティッシュ女子オープン」。その後も「AIG女子オープン」、さらに日本の「ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会」、「日本女子オープン」と欧州と日本を股にかけてのメジャー大会出場を予定している。ただまずは、そこに向け数日間はクラブを握らず過ごし、一気にリフレッシュする。

「ひと試合ずつ頑張って、今年2勝目を目指していければ」。激闘の疲れを癒すのと同時に、日本でしっかりと次へと気持ちを切り替えていく。(文・間宮輝憲)

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