<T-モバイル・マッチプレー 2日目◇3日◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>
渋野日向子と笹生優花の日本勢対決は、笹生に軍配。グループステージ2連敗となった渋野は、この時点で予選敗退が確定した。
「いいゴルフができたとは思わない。先制はしましたが、後半は笹生選手が本当にいいゴルフをしていた。自分のミスも重なって、すごく悔しい結果になりました」。ラウンド後、中継局WOWOWのインタビューで、渋野は唇をかみながらそう語った。
1番ホールでパーセーブして幸先よく1ポイントを先制。その後も流れをつかみ、10番終了時点で2ポイントのリードを奪っていた。
ただ、ここから笹生が一気にギアを上げる。11番から3連続でポイントを失い1ダウンに。14番で意地のバーディを奪ってイーブンに戻したものの、15番から再び3連続でホールを落とし、最終的に3&1で敗れた。
「きょうも番手を間違える場面が多かった。風はきのうより穏やかでしたが、決め打ちができていなかった。ミスがすごく多くて、パッティングも全然決まらなかった。本当に勝負弱い」
敗退が決まったとはいえ、まだ試合は残っている。あすはグループ内で2連勝中のアン・ナリン(韓国)と対戦。「もう決勝に進むことはできないんですけど、勝ち負け関係なく、楽しみながらもいいゴルフができるように頑張ります」。悔しさを抱えながらも、最後まで前を向いて戦い抜く。