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トップ10入り逃がすも「ノーボギーで回れてうれしい」 西村優菜は最終戦出場圏内へ浮上

米国女子ツアーのテキサス戦は全日程が終了。西村優菜は惜しくもトップ10を逃したが、上々フィニッシュに笑顔を見せた。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年10月9日 07時15分

<アセンダントLPGAベネフィッティング ボランティアーズ・オブ・アメリカ 最終日◇8日◇オールド・アメリカンGC(米テキサス州)◇6517ヤード・パー71>

“おはようバーディ”は午後1時過ぎにやってきた。午前9時39分にティオフした西村優菜は、グリーンを外してもアプローチでしのぎ、難しいパーパットを決め続けた。スコアカード通りの数字を並べ続けると、後半の13番パー5でこの日初めてのバーディを奪取。さらにひとつ伸ばしてボギーフリーの「69」で回り、トータル3アンダーの13位タイで4日間を終えた。

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3日目にダブルボギーを喫した4番では、2打目を左奥に外したものの寄せて“お先”のパー。獲りたい6番パー5では3打目がつけきれずとバーディを奪えなかった。折り返した直後の10番では3メートルを流し込んで「大きかった。いいセーブでした」とナイスパー。「ずっとガマンだったので、先にボギーが来たらイヤだなと思っていた」とパー行進を止めなかった先には、お待ちかねのバーディが待っていた。

「スコアが動かないとどんどん悪い感じはするけれど、このコースのこのタフさでパープレーだったらまずまずかな」と、バーディを欲する気持ちに対して冷静に対処しながらそのチャンスを待ち続け、4メートルを決めてやっと来たバーディ。さらに15番でもうひとつ奪い、最後までボギーフリーで駆け抜けた。

「ノーボギーで回れたのはすごくうれしいですし、もう少し獲りたかったところもあるけれど、全体的には悪くなかったと思います」。17番パー5では2オンからの3パットパーとしてうなだれたが、開幕前には苦手意識も感じていたコース。「練習ラウンドの時は『自分どれだけできるのかな』と不安もあったけど、4日間頭を使いながらラウンドできた。たくさん収穫があった1週間だった」と充実感とともに振り返る。

3日目に「74」と落とし首位とは10打差と水をあけられた。最後の18ホールはトップ10を目指しながらのプレー。18位タイからスタートしてスコアが停滞した序盤は徐々に順位が下がっていったが、「そこ(トップ10)をみながらラウンドはしていて、そのなかでひとつも落とさずできたというのはよかった」。最終的にはトップ10には1打及ばなかったものの、これで年間ポイントランキングは61位から56位にアップする見込み。最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の出場権獲得圏内(60位)に入った。

次週から始まる予選カットなしのアジアシリーズ4試合だが、西村は現状では2試合がウェイティングエントリー。フル参戦できる可能性は低いため、「今週とアジアシリーズ2試合(中国、日本)は頑張らなきゃいけないと思っていた」。そのなかでしっかりとポイントを獲得できたことについては「自分の最低限をできたと思うし、ビハインドにはなると思うけれどしっかり頑張りたい」と、次は中国・上海へと向かう。

先週は優勝争いのすえ3位、そして今週も上々の成績を残した。「この2週間で緊張感のあるラウンドも経験できたし、これから生きてくる。大事にしながら、アジアシリーズはいまのところ2試合しか出られないので、その2試合でしっかり頑張りたい」。1カ月後はさらに成長した姿でフロリダに戻ってきたい。(文・笠井あかり)

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