<フォード選手権 2日目◇28日◇ワールウインドGC(アリゾナ州)◇6661ヤード・パー72>
「きのうの分は取り返したかなと思います(笑)」。初日に2オーバー・126位と大きく出遅れた吉田優利が、1イーグル・6バーディの「64」をマーク。リーダーボードを一気に駆け上がり、笑顔を見せる。
10番からスタートして、12番パー5でバーディを先行。17番パー5など、さらに3つ伸ばして後半へ突入した。「前半のうちに予選圏内に近づいて、午後に伸ばせたらなと思っていた」という思惑通りのプレー。流れは途切れることなく、直後の1番でもバーディを奪う。
2番パー5では残り199ヤードの2打目を、4番ユーティリティで「ほぼ完璧」とピン奥7メートルにつけてイーグル奪取。「その通りになってすごくよかった」と、狙い通りの結果に満足度は高い。
終盤7番パー5でもバーディを奪い、この日はパー5を完全攻略。要因に挙げたのは、初日に課題に挙げていたパッティング。この日は午前組でのラウンドだったことから、午後組を回った初日と比べるとグリーンは止まりやすく、「きのうみたいに乾いているわけではなかったので、割と(ラインが)読みやすかった」と振り返り、パット数は32回から25回に改善した。
「パッティングはきょうは良かったし、ショットはきのうよりはいいかなってくらい。うまくマネジメントがかみ合ってパー5で取れていけたので、そこがスコア伸ばした要因かなと思います」
予選通過が危うい位置から大きく巻き返し、残り2日間で上位フィニッシュを狙っていくことができる。先週の日本ツアー「Vポイント×SMBCレディス」では2位に9打差をつける圧勝劇を魅せた。「この状態をキープしつつ、いいマネジメントをしてスコア伸ばしたい」と意気込んだ。