<ロッテ選手権 最終日◇9日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6536ヤード・パー72>
原英莉花にとって実りのある4日間となった。スポット参戦のハワイ大会。最終日に5バーディ・2ボギーの「69」をマークし、トータル5アンダーでフィニッシュした。
1番パー5でバーディ先行。3番でもスコアを1つ伸ばしたが、9番ではカラーからのパットがショートした。「一番もったいなかったし、悔しい」とここでボギーを喫すると、折り返し直後の10番でもスコアを落とした。
ズルズルと後退してもおかしくない状況だったが、「落としたくないという強い気持ちと、意地があった。イライラしている場合じゃないと思って、自分の一打に集中しようと切り替えられた」と語る通り、11番、13番、15番で立て直しのバーディを奪取。最終日を60台で締めくくった。
12月には米ツアーの最終予選会(Qシリーズ)が控える。会場は米本土のアラバマ州で、今回のハワイとは条件こそ異なるが、「風のなかで4日間しっかり戦えた。最後まで崩さずプレーできたのは良かったと思います」と、大一番に向けての試金石となったようだ。
このあとはすぐに帰国し、来週の「大王製紙エリエールレディス」に出場。最終戦のメジャー大会「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を終えれば、いよいよ最終予選に挑むことになる。
「もう2試合しかない。1年に1回優勝することを最低限の目標としているので、2試合で優勝したい。頑張ります」。昨年の「日本女子オープン」以来となるタイトルをつかみ、意気揚々とアラバマに乗り込みたい。