全英会場で聞こえた珠玉の“シブコ節”
渋野日向子にとって2019年の全英は、大きく人生を変える一戦となった。日本女子42年ぶりのメジャー制覇を成し遂げ、一躍日本ゴルフ界の主役になったが、プレーのみならず独特のコメントでも話題になった。そこで昨年現地で発されたものを含め、1年前の全英にまつわるシブコ節の一部をおさらい!
配信日時:2020年8月19日 08時31分
海外メジャー制覇は「いらんことをした(笑)」? 昨年の全英会場で聞こえた珠玉の“シブコ節”の数々
■「しぶの全英出られるってよ」
すべてはこの一言から始まった? 昨季の国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の結果、逆転で全英切符を獲得。それを自身のインスタグラムで報告した時に添えたメッセージがこれだった。どこか他人事のような脱力感が、渋野らしさにあふれていた。
■「最低でも来年の出場権がもらえる15位以内とかいわれますが…できません(笑)」
全英出場のため出国した羽田空港での一言。15位以内に入ると翌年の出場権を得られるため、そこが当初の目標だった。帰ってきた時には出場権はおろか、優勝トロフィーも手にしているとは、この時想像もできなかったわけで…。
■「雰囲気も日本。北海道の芝と似ていますね」
開幕前に、昨年の会場となったイングランドのウォーバーンGCを初めて回った時の感想がこれ。リンクスではなく、戦前から日本選手向きとも言われていたが、海外メジャーを間近に控えた緊張感をあまり感じさせない言葉だった。
■「そんなのゼロです」
首位と1打差の2位タイで滑り出した大会初日、海外メディアにとって、渋野はまったく情報がない存在で興味津々の様子だった。次々と投げられる質問のなかには『4月に国内初優勝を果たしたのがメジャーなら、今回は世界のメジャーで優勝を狙う?』というものも。これを聞いた渋野からは、“ゼロ”という本音が漏れた。
■「エイト!」
大会2日目を終えた後の会見では、前日にも増して海外メディアからの質問も集中。『何歳でゴルフを始めたの?』の質問に、「エイト!」と元気良く答え笑いを誘った。この他にも『コースのイメージは?』という質問に対し「全英はリンクスだと思っていた」との答えも。思わぬ回答に、こちらも笑いをこらえることができなかった報道陣だった。
■「これを自信にしたら天狗になっちゃうので、自信にはしません」
首位と3打差の単独2位で予選ラウンドを通過。2日目のラウンド中には一時トップにも立ったが、そんな一日のプレーが自信になるか?と問われた時の答えがこれだった。
■「今日食べたものが全部出そうです(笑)」
3日目を終え、後続に2打差をつける単独首位に躍り出た渋野。初の海外メジャーで最終日をトップで迎えるという緊張感について聞かれると、こう表現した。また『この状況をどれだけ誇りに思いますか?』という質問にも、「今まで経験したことのない感情と吐き気です(笑)」と切り返した。
■「しっかりとご飯を食べてお菓子食べて寝ます」
今では代名詞の一つとなった「おやつ」。この大会でラウンド中にモグモグと口にするシーンがよく映し出されていたことで大きな話題になった。3日目終了後の会見で、『明日に向けてどう準備しますか?』という質問をされた際にも、この「お菓子」というワードが飛び出していた。
■「きょうが日曜と思っていたんですけど、日曜日じゃなかった」
こちらも3日目のラウンドを終えた後の言葉。なかなかの“天然発言”ですが…いずれにしても『優勝』という結果に変わりはなかった?
■「動画を見ながらケラケラしていました」
優勝会見で、前日の夜の過ごし方を聞かれ回答。ちなみに大好きなEXILEの佐藤大樹さんの映像を見てパワーをもらったそう。
■「プレーオフはしたくない。バーディを獲るか、ボギーを叩くか。3パット打つか、シャンクを打つか」
優勝後の会見で、最終18番を振り返った時の言葉。優勝目前の渋野の覚悟が伝わるコメントだった。
■「プレーオフになりたくないから、わざと3パットします(笑)」
試合後、最終日18番のセカンド地点での青木翔コーチとの会話内容を“暴露”。最後は6mのバーディパットを沈め優勝を決めたが、2パットのパーだったらリゼット・サラスとのプレーオフというしびれる状況でもあった。「負ける気しかしない」と直接対決を嫌がった渋野は、この大会でバッグを担いでいた青木コーチに、こう宣言した。当然、すぐに「この野郎(笑)」と“お説教”されそうで…。
■「涙はまったく出てこんかったです」
こちらは優勝した瞬間のことを聞かれた際の回答。「ガッツポーズするじゃないですか。泣きそうになるじゃないですか。涙はまったく出てこんかったです(笑)。泣きそうになるかなって、こう手を目にやったけど、全然でした(笑)」と、渋野らしい笑顔で大会を締めくくった瞬間のことを振り返った。
■「できればこういう思いはしたくないくらい」
全英制覇後、翌年の米国ツアー挑戦への意思を聞かれた際、当初は「全くない」と“日本残留”を宣言した。さらに『また、この興奮を味わいたくないか?』と問われると、「できればしたくない」と否定した。しかし日本帰国後に心境にも変化が。現在は2021年以降の米ツアー参戦を表明している。
■「もう少し目立たないようにプレーをしている予定でした」
全英での優勝以前から、国内ツアーで2勝を挙げるなど急激に知名度を伸ばした2019年。そんな変化を経験し、とまどう心境を表したのがこの言葉だった。ただその後に「嬉しいっちゃ嬉しい。(騒がれるのは)嫌いじゃないです。なんならウェーイって感じ。普通に嬉しいです」という本音もポロリ。
■「ホントに、いらんことをしたと思います。ふふふ(笑)」
コースで笑顔を振りまき、その攻撃的なゴルフも相まって日を追うごとに現地のファンの心もわしづかみに。そのうえ優勝という結果を出したことについて「やっちゃいましたね、ホントに(笑)。なんで勝っちゃったんですかね。ホントに、いらんことをしたと思います。ふふふ(笑)」と言って笑った。ただすぐに「いらんことっておかしいですね、すごいことをしたと思います」という“訂正”も。
すべてはこの一言から始まった? 昨季の国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の結果、逆転で全英切符を獲得。それを自身のインスタグラムで報告した時に添えたメッセージがこれだった。どこか他人事のような脱力感が、渋野らしさにあふれていた。
■「最低でも来年の出場権がもらえる15位以内とかいわれますが…できません(笑)」
全英出場のため出国した羽田空港での一言。15位以内に入ると翌年の出場権を得られるため、そこが当初の目標だった。帰ってきた時には出場権はおろか、優勝トロフィーも手にしているとは、この時想像もできなかったわけで…。
■「雰囲気も日本。北海道の芝と似ていますね」
開幕前に、昨年の会場となったイングランドのウォーバーンGCを初めて回った時の感想がこれ。リンクスではなく、戦前から日本選手向きとも言われていたが、海外メジャーを間近に控えた緊張感をあまり感じさせない言葉だった。
■「そんなのゼロです」
首位と1打差の2位タイで滑り出した大会初日、海外メディアにとって、渋野はまったく情報がない存在で興味津々の様子だった。次々と投げられる質問のなかには『4月に国内初優勝を果たしたのがメジャーなら、今回は世界のメジャーで優勝を狙う?』というものも。これを聞いた渋野からは、“ゼロ”という本音が漏れた。
■「エイト!」
大会2日目を終えた後の会見では、前日にも増して海外メディアからの質問も集中。『何歳でゴルフを始めたの?』の質問に、「エイト!」と元気良く答え笑いを誘った。この他にも『コースのイメージは?』という質問に対し「全英はリンクスだと思っていた」との答えも。思わぬ回答に、こちらも笑いをこらえることができなかった報道陣だった。
■「これを自信にしたら天狗になっちゃうので、自信にはしません」
首位と3打差の単独2位で予選ラウンドを通過。2日目のラウンド中には一時トップにも立ったが、そんな一日のプレーが自信になるか?と問われた時の答えがこれだった。
■「今日食べたものが全部出そうです(笑)」
3日目を終え、後続に2打差をつける単独首位に躍り出た渋野。初の海外メジャーで最終日をトップで迎えるという緊張感について聞かれると、こう表現した。また『この状況をどれだけ誇りに思いますか?』という質問にも、「今まで経験したことのない感情と吐き気です(笑)」と切り返した。
■「しっかりとご飯を食べてお菓子食べて寝ます」
今では代名詞の一つとなった「おやつ」。この大会でラウンド中にモグモグと口にするシーンがよく映し出されていたことで大きな話題になった。3日目終了後の会見で、『明日に向けてどう準備しますか?』という質問をされた際にも、この「お菓子」というワードが飛び出していた。
■「きょうが日曜と思っていたんですけど、日曜日じゃなかった」
こちらも3日目のラウンドを終えた後の言葉。なかなかの“天然発言”ですが…いずれにしても『優勝』という結果に変わりはなかった?
■「動画を見ながらケラケラしていました」
優勝会見で、前日の夜の過ごし方を聞かれ回答。ちなみに大好きなEXILEの佐藤大樹さんの映像を見てパワーをもらったそう。
■「プレーオフはしたくない。バーディを獲るか、ボギーを叩くか。3パット打つか、シャンクを打つか」
優勝後の会見で、最終18番を振り返った時の言葉。優勝目前の渋野の覚悟が伝わるコメントだった。
■「プレーオフになりたくないから、わざと3パットします(笑)」
試合後、最終日18番のセカンド地点での青木翔コーチとの会話内容を“暴露”。最後は6mのバーディパットを沈め優勝を決めたが、2パットのパーだったらリゼット・サラスとのプレーオフというしびれる状況でもあった。「負ける気しかしない」と直接対決を嫌がった渋野は、この大会でバッグを担いでいた青木コーチに、こう宣言した。当然、すぐに「この野郎(笑)」と“お説教”されそうで…。
■「涙はまったく出てこんかったです」
こちらは優勝した瞬間のことを聞かれた際の回答。「ガッツポーズするじゃないですか。泣きそうになるじゃないですか。涙はまったく出てこんかったです(笑)。泣きそうになるかなって、こう手を目にやったけど、全然でした(笑)」と、渋野らしい笑顔で大会を締めくくった瞬間のことを振り返った。
■「できればこういう思いはしたくないくらい」
全英制覇後、翌年の米国ツアー挑戦への意思を聞かれた際、当初は「全くない」と“日本残留”を宣言した。さらに『また、この興奮を味わいたくないか?』と問われると、「できればしたくない」と否定した。しかし日本帰国後に心境にも変化が。現在は2021年以降の米ツアー参戦を表明している。
■「もう少し目立たないようにプレーをしている予定でした」
全英での優勝以前から、国内ツアーで2勝を挙げるなど急激に知名度を伸ばした2019年。そんな変化を経験し、とまどう心境を表したのがこの言葉だった。ただその後に「嬉しいっちゃ嬉しい。(騒がれるのは)嫌いじゃないです。なんならウェーイって感じ。普通に嬉しいです」という本音もポロリ。
■「ホントに、いらんことをしたと思います。ふふふ(笑)」
コースで笑顔を振りまき、その攻撃的なゴルフも相まって日を追うごとに現地のファンの心もわしづかみに。そのうえ優勝という結果を出したことについて「やっちゃいましたね、ホントに(笑)。なんで勝っちゃったんですかね。ホントに、いらんことをしたと思います。ふふふ(笑)」と言って笑った。ただすぐに「いらんことっておかしいですね、すごいことをしたと思います」という“訂正”も。
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