<ファウンダーズカップ 初日◇6日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>
先週の開幕戦は、過去2年間の優勝者のみが出場できる特別な大会だったため、多くの選手が今大会からシーズンイン。日本勢は12人中9人が今季初戦となったが、初日の明暗はくっきりと分かれた。
日本勢最上位に立ったのは、4アンダー・6位タイの勝みなみ。今季初ラウンドは4バーディ・ボギーなしと文句なしの内容だった。昨年苦戦したパッティングは、“自然体”をテーマに取り組んだことで改善。「全然違うコースに見える。楽しめています」と、手応えをつかんでいる。
昨年の最終予選会トップ通過の山下美夢有は、堂々のツアーデビューを飾った。4バーディ・1ボギーの「68」で3アンダー・12位タイ発進。「日本の試合よりもリラックスできた」と、強心臓ぶりを見せつけた。
今はまだギャラリーの数もまばらだが、「上位に行けばギャラリーも多くなる。頑張るのみです(笑)」と、早くも優勝争いへの意欲をのぞかせた。
一方、米ツアー3年目の西村優菜は1バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「74」。3オーバー・97位タイと出遅れた。「去年の末からずっとショットの調子が悪い。自信がほぼゼロで、不安が大きかった」と、スイングの不振がメンタルにも影響している。
それでも、「いくつかいいドライバーショットは打てた」と好感触を得た場面もあった。今季からドライバーはキャロウェイの最新モデル『ELYTE ◆◆◆』にチェンジ。2日目は新ドライバーの調整をしつつ、オフの成果を発揮してジャンプアップを狙う。
そのほか、畑岡奈紗は2アンダー・22位タイとまずまずの立ち上がり。西郷真央はイーブンパー・51位タイで、予選通過圏内で初日を終えた。一方、西村、吉田優利、岩井明愛・千怜姉妹、渋野日向子はスタートダッシュに失敗。2日目はカットライン突破を目指し、巻き返しを図る。
【今季初戦組の第1R成績】
6位:勝みなみ(-4)
12位:山下美夢有(-3)
22位:畑岡奈紗(-2)
51位:西郷真央(E)
---カットライン---
88位:吉田優利(+2)
88位:岩井千怜(+2)
97位:西村優菜(+3)
107位:渋野日向子(+4)
110位:岩井明愛(+5)