<ファウンダーズカップ 3日目◇8日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>
山下美夢有“らしい”プレーを米国でも展開している。ルーキーデビュー戦の3日目は4バーディ・ボギーなしの「67」。トータル11アンダー・7位タイで最終日へと向かう。
「きょうは風のあるラウンドだったけれど、そのなかでノーボギーでラウンドできて、4つバーディが獲れてよかった」。この“ノーボギー”という言葉は日本ツアーでもよく口にしていること。連続ノーボギー記録『113』は日本ツアー1位。今週も初日前半の11番をボギーにしてから、52ホール連続でスコアを落としていない。
「一番はパッティング。パーセーブやバーディパットも決まってくれている」とグリーン上をポイントに挙げる。この日2つ伸ばして迎えた12番では、フェアウェイバンカーから出すだけで「当たりが薄かった」と2メートルのパーパットが残った。これを決めると、13番はバンカーから5メートルと寄せきれなかったパットを決めてセーブ。14番もピンチをしのいだ。
「ボギーを出さないための技術もこっち(米国)では必要になってくる。もっと練習して、うまくリカバリーができるように頑張りたい」と慢心はない。そして最終日の優勝争いを見据える。
初日から「68」「67」「67」とアンダースコアを並べ続け、首位とは7打差。「あしたも平常心で、やるべきことをコツコツとして、しっかり伸ばせるように頑張りたい。いつもと変わらない感じでプレーするのが大事」。いつもの姿勢を貫き、上位の背中を追いかける。(文・笠井あかり)