<HSBC女子世界選手権 事前情報◇1日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>
“アジアのメジャー”は波乱の予感だ。2日から行われる「HSBC女子世界選手権」は大会前日のプロアマが、雨により中止となった。
前日から降り続いた雨は、夜が明けても一向に降り止まず。「コースは一晩で8インチ(約200ミリ)の雨が降り、今朝はさらに降るとの予報が出ている」とのことから、午前組と午後組に分かれてショットガン形式でスタートする予定だったプロアマは中止となった。
試合前日となるプロアマは、選手にとってはコースの最終チェックの意味合いも持つ。それだけに、この中止が本戦に大きく影響することは必至。前日も激しい雨により、渋野日向子や西郷真央らが予定通りに練習ラウンドを行うことができていなかった。競技は予定通り行われる予定だが、今週は最終日まで雨予報となっており進行にも支障が起こりそうだ。
ちょうど雨季と乾季のはざまにあたるが、シンガポールでは前日からモンスーン高気圧が発生。冬の北半球から吹く冷たい風が南シナ海に向かって吹くと、暖かくなって水分を集め、シンガポールが位置する赤道付近で強い雨雲が形成。この2日間は継続的に強い雨が降り続いている。