＜ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ　3日目◇1日◇レイクノナG＆CC（米フロリダ州）◇6624ヤード・パー72＞

米国女子ツアーの開幕戦は過去2シーズンの優勝者と、セレブによるプロアマ形式で行われている。出場するセレブは現役＆元アスリート、俳優、ビジネスマンなど多岐にわたる。

3日目に竹田麗央と回ったのは、元プロバスケットボール選手のレイ・アレン。NBA歴代屈指のシューターとして知られるスーパーレジェンドだ。「ヘッドスピードがめちゃくちゃ速くて、ドライバーは球が追えないくらい本当にすごかった」と竹田をうならせるスイングの持ち主だが、そのキャディバッグも圧巻の仕上がり。カッコよすぎるので紹介しよう。

スタンドバッグながらも革製の高級感を漂わせるデザイン。前袋には『ALLEN』の名前とともに、コネチカット大学で史上初の永久欠番となった背番号『34』が刺繍されている。ほかにもロゴがずらりとつけられているが、これらはNBAで受賞してきた偉業の数々だ。

2018年のバスケットボール殿堂入り、2度のNBAチャンピオン、歴代最多の3ポイントシュート成功（のちにステフィン・カリーに抜かれて現在は2位）、10度のオールスター出場、00年のシドニー五輪金メダル、01年のオールNBAサードチーム、05年のオールNBAセカンドチーム、ビッグイースト年間最優秀選手賞など…。ロープの外からでも際立っていてオシャレすぎる。

さらに使用する黒いグローブはバスケの神様、マイケル・ジョーダンのシルエット入り。名前が印字されたコースメモ入れをポケットに入れ、ボールは星条旗入りと細部こだわり抜いている。加えて、ウェッジは日本メーカー『ミウラ』の特注品。レイ・アレンのゴルフ愛はかなり深いようだ。