<CPKC女子オープン 3日目◇26日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>
初日を首位発進としながらも、2日目は3位に後退。首位と2打差から出た笹生優花は3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせず、それでも4位タイの好位置で3日目を終えた。とはいえ首位とは6打差。最終日の逆転にはファーストラウンドの「66」同様、ビッグスコアが必要となりそうだ。
見せた攻めの姿勢と緻密な計算 笹生優花は首位と6差に後退も逆転へ意欲
笹生優花は「72」と伸ばせず。6打差逆転へのプランは?
配信日時:2023年8月27日 08時30分
<CPKC女子オープン 3日目◇26日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>
初日を首位発進としながらも、2日目は3位に後退。首位と2打差から出た笹生優花は3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせず、それでも4位タイの好位置で3日目を終えた。とはいえ首位とは6打差。最終日の逆転にはファーストラウンドの「66」同様、ビッグスコアが必要となりそうだ。
1番で幸先良くバーディ発進を決めたが、続く2番でボギー。その後はパーオンを逃す場面が多く、きわどいパーセーブの連続だった。6番ではピンまで40ヤードほどを2メートルに寄せてパー。2オンを狙った7番パー5ではその2打目がグリーンオーバーし、逆目のライからのアプローチはグリーンを超えて手前のラフへ。そこから絶妙なアプローチでなんとか1パットに収めたが、8番でもバンカーから寄せワン。9番でもグリーン奥のラフからしぶとく寄せてパーと、しのぐゴルフが続いた。
「グリーン回りは難しいので、もう少し気をつけないと」。フェアウェイヒットは8回でパーオンも8回。豪快なショットで攻めるイメージの強い笹生だが、グリーン周りの多彩な技でなんとかしのいで後半に入った。ところが10番パー4でもピンチ。右サイドのピンに対して2打目が右のバンカーにつかまった。そこから2メートルに寄せるもこらえきれずにボギー。暗雲が立ちこめた。
続く11番パー5は2オンを狙えるパー5。左サイドに罠があるホールで、フェアウェイ右サイドに置きたいティショットは左サイドへ。グリーンを狙った2打目は右の深いラフにつかまり、3打目はグリーン手前のこれまたラフに落ち、そこからなんとかパーセーブ。「ティショットがあんまり良くなかったので」。フェアウェイに置いても左右から迫る高い木を避けるためには置く場所も重要となるなかで、なかなかチャンスメイクが叶わない。
そんな流れを断ち切ったのが13番パー4。2打目を3.5メートルにつけてバーディを奪うと、16番パー4でも130ヤードの2打目を46度のウェッジでピン左2メートル。これを沈めてこの日アンダーパーに潜った。最終18番は左足上がりのライからピッチングウェッジで放ったショットが思いのほか左に飛びボギーとしたが、なんとかオーバーパーを打たずに済んだ。
豪快なドライバーショットとピンを攻めるゴルフは確かに笹生の持ち味だが、その中でも繊細に攻めのルートを模索できるのも強み。「(バーディ)を狙ったから獲れるわけではないけど、獲れる確率を高くすることを狙っている」。例えばパー5で2オンを狙う・狙わないも緻密な計算あってこそ。7番では不運にもラフにつかまって結果的にパーに終わったが、「獲れなくてもすごく悪い内容で獲れないわけではないので、深くは考えない」と結果に惑わされないのも、これまた長所だ。
「あしたも楽しんで」と、いつもと変わらずに臨む最終日。2021年の「全米女子オープン」でセンセーショナルな勝利を挙げてから2年が経ったが、未勝利期間で成長した“大人のゴルフ”は、きっと逆転につながるはずだ。(文・高桑均)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
CPKC女子オープン
CPKC女子オープンのニュース
- ショットに手応え感じた最終日 渋野日向子、浮上のカギはパーオン率の向上
- 延べ6万人が熱狂、“妖精”は30分以上サイン攻め カナダのナショナルオープンは米ツアー随一の盛り上がり
- 「CPKC女子オープン」最終日のハイライト【動画】
- 次戦は昨年3位のリベンジかかる舞台 古江彩佳が今週の反省生かし“似たコース”へ
- 最終日の『68』は“収穫” 畑岡奈紗、2打足りずトップ10外も「今日伸ばせたのは大きい」
LPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |