現地時間5日、「全米女子オープン」最終予選がオレゴン州・ウッドバーンのOGAゴルフコースで開催された。この予選会は1日で36ホールを回り、上位2名が本選への出場権を獲得できるレギュレーション。世界中から集まった70名の中から見事勝ち抜けたのは、上原彩子と長野未祈の2人だった。
トップ通過したのは、「73」「68」の3アンダーで回った上原。2004年にプロ転向し、08年に「フジサンケイレディス」で初優勝を果たすなど、国内3勝の実力者。12年に米女子ツアーのファイナルQTを突破してからは海外を主戦場として活動していたが、今年3月の「LPGAドライブオン選手権」でシード権を喪失。今季はステップ・アップ・ツアーに戦いの場を移している。
2位通過した長野は「70」「72」の2アンダーでのフィニッシュ。米国在住の22歳で、西村優菜、古江彩佳らと同じプラチナ世代。15歳で出場した16年の「日本女子オープン」で畑岡奈紗と優勝争いを演じて注目を集め、その後も国内女子ツアーに数試合出場。高校卒業後に渡米し、現在はオレゴン州立大学のゴルフ部で活動している。
全米女子オープンには、上原と長野に加え、歴代覇者の笹生優花、畑岡奈紗など、計22人の日本人が参戦予定。笹生に続く全米女子オープン覇者が誕生するか楽しみだ。
▼「全米女子オープン」出場予定選手(順不同)
笹生優花、畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、山下美夢有、岩井明愛、岩井千怜、西郷真央、稲見萌寧、川崎春花、木下彩、三ヶ島かな、野村敏京、佐藤心結、上田桃子、脇元華、吉田優利、上原彩子、馬場咲希(アマ)、長野未祈(アマ)