ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

注目!
ツアー情報

畑岡奈紗は好感触の4日間「信じて頑張りたい」 去年から取り組む“心”の強化

畑岡奈紗が2戦連続でトップ15入り。ツアー7勝目に向けて、メンタル面の強化に励んでいる。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年3月2日 23時30分

<HSBC女子世界選手権 最終日◇2日◇セントーサGC(シンガポール)◇6779ヤード・パー72>

初日、2日目でトータル2オーバー・35位と出遅れていた畑岡奈紗は、3日目に4アンダーの「68」をマークして浮上。17位で迎えた最終日も「70」で回りトータル4アンダー・14位タイで4日間を終えた。

【連続写真】スライスの特効薬! 畑岡奈紗はヘッドを“ループ”させる?

今週は自分の打ちやすさに合わせて新調したパターと挑んだが、自身のストロークなどに違和感を感じ思うようにできなかった。そこで、3日目の朝にアドレス時の重心位置を修正。「土日は自分の思ったところに打てていた」と、手応えを得ることができた。

この日、パーオンを外したのが3回とバーディチャンスの機会は多かった。「きょうはグリーンが重いと感じてコース上でアジャストできなかったのは悔しいですけど、少しずつ良くなっていると思うので、それを信じて頑張りたい」と悔いも残るが、来週に中国で行われる「ブルーベイLPGA」(3月6~9日)につながる4日間となった。

畑岡は昨年から新しいことに取り組み、ラウンド中に意識していることがある。「去年からメンタルコーチみたいなひとはいて、少しずつ取り組んでいます。前のミスショットをなるべく引きずらないように、いい顔をしてプレーできればいいなと心がけています」と18ホールの安定したプレー、好スコアを出すためにメンタル面を見直した。

国内ツアー5勝、米ツアー6勝を誇る26歳だが、これまではメンタルコーチなどのサポートを受けていなかった。「(ゴルフには)心技体という言葉がありますけど、結構フィジカル的にはトレーニングしてきたところもあって、技術もそうですけど。意外と心理的なところは専門的に学んだことがなかったですし、すごく足りないと思っていた」と、自身に足りないと感じたのは“心”の部分だった。

以前からも「引きずらない、引きずってもしょうがない。という気持ちはあったんですけど、なかなか切り替えるのが難しい状況もありました。そうすると次に影響が出てくる」とミスが出たときのメンタルコントロールに頭を抱えていた。いまはそのコーチのサポートを受けながら「とにかくいまは『次にできるベストショット』と考えてやるようにしています」と心がけている。

この4日間は最高気温35度を超えるなかで大変なラウンドとなったが、畑岡は平常心を保ちながら回っているような印象を受けた。それが初日の出遅れをトータルアンダーパーでの結果につながった理由の一つと言ってもいいだろう。「まだまだ課題はありますけど、徐々に良くなっていけばいいなと思います」。2022年の「DIOインプラントLAオープン」以来の米ツアー7勝に向けて励んでいく。

来週は初の中国戦。「去年は日本に帰って、ちょうどテレビで何ホールか見ていたんですけど、すごくグリーンのアンジュレーションがあるように感じて、風が強いことも何人かの選手からも聞いています。そういうところの準備をしっかりしていきたいです」と意気込んだ。

酷暑の続く一週間だったこともあり、「コースにはあした(月曜日)の夕方か、体調次第で火曜日からかなと思います」と体調と相談しながら次戦に向けて調整する。パッティングの好感触を中国の4日間で成果を出したい。(文・高木彩音)

関連記事

HSBC女子世界選手権のニュース

LPGAツアー 週間アクセスランキング


大会情報

  1. PGA (米国男子)
  2. LPGA (米国女子)
    2025年2月27日 3月2日
    終了
    HSBC女子世界選手権
  3. DP World (欧州男子)
    2025年2月27日 3月2日
    終了
    南アフリカオープン
  4. Asian
    2025年2月27日 3月2日
    終了
    ニュージーランドオープン
  5. アマチュア・他
  6. アマチュア・他
    2025年2月28日 3月2日
    終了
    セントラル・フロリダ選手権

関連サイト