<T-モバイル・マッチプレー 事前情報◇1日◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>
「マッチプレーは初めてなので、やり方がわからないです(笑)」。渋野日向子は、初出場となるマッチプレー形式の大会について聞かれ、そう笑顔で答えた。
大会を放送するWOWOWのインタビューで、初体験となるフォーマットへの戸惑いを見せた。「やり方がわからない(笑)。駆け引きとかそういうのはできないので、とりあえずゴルフをします(笑)」。渋野らしい“直球勝負”で一対一の戦いを制するつもりだ。
昨年大会は3日間のストロークプレーを経て、上位8人がマッチプレーに進出する形式だったが、今年は元のフォーマットに戻る。64人が16グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループの1位が決勝トーナメントに駒を進める。
渋野は昨年大会で予選落ち。過去にマッチプレーが導入されていた「日本女子アマ」(2014年、2016年)でも、いずれも予選のストロークプレーで敗退しており、公式戦でのマッチプレーは今回が初となる。
昨年苦しんだシャドークリークについては、「相変わらず難しい。耐えながらのプレーになると思う」と、練習ラウンドでその難度を再確認。「風もきのうはすごく強かった。予報では試合の時は大丈夫そうかな。あした寒いので、(風は)やめていただきたい(笑)」と、笑いも交えて天候への不安を口にした。
今季は4試合中、最高位が45位と苦戦中。先週の「フォード選手権」では予選落ちを喫した。「先週の2日間はすごくもったいないゴルフだった。なかなかうまく体が動かせなかったので、しっかり大きくというイメージを持ちながら練習しました」と、復調へ向けて調整に励んでいる。
初のマッチプレーで意識するのは、「焦らない」こと。「楽しみながら頑張りたい」と、自然体のプレーで決勝トーナメント進出を目指す。