隔年で開催される国別対抗戦「ハンファ・ライフプラス インターナショナル・クラウン」は10月23〜26日、韓国・高揚市のニューコリアCCで開催される。国と地域、8チームが出場し“クラウン”を目指して戦うのだが、その1つに『ワールドチーム』が2025年大会から創設されると16日、LPGAが発表した。
出場権は2025年「KPMG全米女子プロ」終了後の6月23日に発表される女子世界ランキングに基づき、各国のトップ4選手のランキングによって決定。さらに、出場選手32人は同年の「AIG女子オープン」(全英)を終えた8月4日の世界ランキングでトップ4選手が確定する。
16日時点でのランキングで計算すると、1位は4選手のランキング合計が35ポイントの米国。2位は韓国(53ポイント)、次いで日本(54ポイント)、4位・タイ(121ポイント)、5位・オーストラリア(125ポイント)、6位・スエーデン(208ポイント)、7位・中国(240ポイント)が暫定的に選ばれている。8位からはイングランド(387ポイント)、ドイツ(387ポイント)、フランス(471ポイント)と続く。
今季から新たに創設された『ワールドチーム』はこれらの出場権を得た国に入らなかった選手の世界ランキング上位の選手4名で構成される。現時点での候補選手はリディア・コ(ニュージーランド、世界3位)、セリーヌ・ビュティエ(フランス、世界9位)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ、世界25位)、そしてチェン・ペイユン(台湾、世界88位)となっている。
日本勢の暫定メンバーは古江彩佳(8位)、山下美夢有(13位)、竹田麗央(16位)、笹生優花(17位)。さらに、岩井明愛(30位)、西郷真央(33位)、畑岡奈紗(34位)、小祝さくら(43位)、岩井千怜(49位)らが控えている。
大会の賞金総額は200万ドル(約3億1千万円)。優勝チームは50万ドル(約7750万円)を獲得する。4日間大会で最初の3日間は各チーム2人ずつで組み、フォーボールのマッチプレー。最終日はシングルスとフォアサムが行われる。
2023年大会は圧倒的な強さでタイが勝利。アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)がMVPに輝いた。日本代表として出場した古江、笹生、畑岡、渋野日向子は予選落ちで終わり、決勝へは進めなかった。(文・武川玲子=米国在住)