<全米女子オープン 初日◇6日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>
ピンチになってもガッツあふれるパーで乗り切り、流れをつかんだ。今季海外メジャー3戦目で最高のスタートを切った西郷真央。初日は3バーディ・2ボギーの1アンダーで回り、13位タイの好発進だ。出だしの10番こそボギーとしたものの、その後は耐えに耐えてみせた。
「耐えていい流れに」“ガッツパー”からのギアチェンジ 西郷真央がトップ15発進
粘り強さを発揮した西郷真央。難関・ペブルビーチで1アンダー発進を決めた。
配信日時:2023年7月7日 09時00分
<全米女子オープン 初日◇6日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>
ピンチになってもガッツあふれるパーで乗り切り、流れをつかんだ。今季海外メジャー3戦目で最高のスタートを切った西郷真央。初日は3バーディ・2ボギーの1アンダーで回り、13位タイの好発進だ。出だしの10番こそボギーとしたものの、その後は耐えに耐えてみせた。
スコアカードを見れば11番から17番までパーが並ぶが、内容は簡単なものではなかった。11番では4メートルを決め、12番はチップインパー。そして13番も4メートルのパーパットをねじ込み、なんとかしのぎきった。「そこでなんとか耐えたというところが、その後のいい流れにつながってくれた」と、危なっかしいゴルフから脱することに成功した。
「最初は様子見であいまいなスイングをしてしまっていた」とピンチの原因を早々に解明。「消極的なスイングだともったいないミスになってしまう」と13番のティショットを右ラフに入れたことによって気づき、そこからは納得のゴルフを展開した。耐えた結果のパーセーブ続きが、ギアを上げるきっかけとなる。
流れに乗ると18番パー5でバーディ奪取。折り返した2番でもバーディとアンダーパーグループに入り、5番のパー3でもバーディで首位に迫った。寒さが増す夕方のラウンドに多くの選手が苦戦するなか、勢いに乗って終盤に入った。
6番パー5では2打目をバンカーに入れてボギーとしたものの、上がりの難ホールをパーでしのぎ上位フィニッシュ。トップの背中がすぐそこに見える位置で2日目に入る。「あしたは午前スタートでコンディションも変わってくると思う。アジャストしながら頑張りたい」。この日の序盤の遅れを反省材料とし、第2ラウンドでは最初からスパートをかける。(文・高桑均)
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