畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子らに加え、今季からは稲見萌寧らが新たにメンバー入りし、日本勢9人が出場している米国女子ツアー。その動向にも注目だが、試合以外や海外勢のおもしろ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
「みんなで一生懸命でした」 勝みなみらが明かす、古江彩佳V祝福の“シャンパンファイト”舞台裏【カメラマン南しずかの米ツアー小話】
米国女子ツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
配信日時:2024年7月18日 05時00分
畑岡奈紗、古江彩佳、渋野日向子らに加え、今季からは稲見萌寧らが新たにメンバー入りし、日本勢9人が出場している米国女子ツアー。その動向にも注目だが、試合以外や海外勢のおもしろ話まで伝えるのはなかなか難しい部分も…。そこでツアーを長年取材しているカメラマン・南しずか氏が気になるネタをピックアップ。これを見れば“米女子ツアー通”になれるかも!?
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先週行われた海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」。古江彩佳が最終18番でイーグルパットを決めてメジャー初制覇を遂げると、日本の仲間が駆け寄り、シャンパンで盛大に祝福した。
国内女子ツアーでは2023年度から、優勝者を祝福する飲料水など液体をかける行為、すなわちウォーターシャワーが禁止されている。そのため、日本勢は誰も“シャンパンファイト”に慣れておらず、準備に四苦八苦したという。
まず、あのシャンパンは大会側が用意してくれたもの。フランス産のヴーヴ・クリコのロゼ。日本では1本約8000円だ。
グリーンそばに集まった勝みなみ、西村優菜、西郷真央にそれぞれシャンパンが1本ずつ手渡される。すると「あのー、私だけエビアンウォーターの瓶を手渡されたんですけど…」。山下美夢有はなぜか、大会側から“ウォーターシャワー”の担当に任命されたようだ。
ここで戸惑ったのは、山下だけではなかった。西村と西郷はシャンパンの開け方を知らなかった。それを救ったのは勝。「ここはこうやって、捻じって開けて…」。古江がウイニングパットを打つころ、唯一開け方を知っていた勝がふたりに教えていた。
「誰かが『これ外れないんですけど』って言うから、『いや、大丈夫。こう押して、瓶を振ったら飛ぶから』って。みんなで一生懸命でした」。後日、勝がその時の状況を明かしてくれた。
古江が同組の選手とハグをし終わるころ、4人はそろそろと近寄り始めた。その状況に気づいた古江が両手をあげた。これはシャンパンを受け止める合図。それを察した4人は勢いよく駆け寄り、シャンパンも勢いよく飛び出す。全身に浴びせた。
ぶっつけ本番だったというが、素敵なシャンパンファイトになっていた。(取材・文/南しずか)
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