KPMG全米女子プロゴルフ選手権
17番ではカップ一周で外れるも… 畑岡奈紗が「自分らしいバーディ」締め
畑岡奈紗は前半で4つ落とすも、最後はバーディで締めてあすの最終日につなげた。
配信日時:2023年6月25日 00時01分
<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 3日目◇24日◇バルタスロールGC ローワーC(米ニュージャージー州)◇6621ヤード・パー71>
最終ホールは2オンが狙えるパー5。畑岡奈紗は1日の悔しさをぶつけるイーグルフィニッシュといきたいところ。ところがドライバーを振り抜いたティショットは右ラフへ。あと10センチ左なら2つで狙えるところだったが、ここでレイアップを選択。続く3打目はピンそばにピタリ。バーディフィニッシュで、苦しかったムービングデーを終えた。
出だしを2連続ボギーとすると、前半だけで4ボギー。一時はトータル7オーバーまで落ち込んだが、10番で6メートルを沈め初バーディ。その後はチャンスを決めきれずにパー行進。17番パー5では3打目を2メートルにつけたが、フックラインと思ったバーディパットは「思ったよりキレずに抜けていきました」。カップ右をなめたボールはカップ縁を1回転し無情にも沈まず。その悔しさをぶつける最終ホールにでは「自分らしいバーディ」と82ヤードを58度のウェッジでベタピンにつけた。
「天気がもってくれたので伸ばさなきゃいけない日だったと思う」と後悔は拭えない。「メジャーになると流れがすごく大事」と、要所で決めきるパッティングがカギを握るのは承知の上。微妙なパーパット、チャンスホールのバーディパットと、ことごとくカップに嫌われたグリーン上の修正が、いま一番の課題だ。
上位の背中は遠のいたが、残された18ホールは今後に向けて大事なラウンド。2週後からは1カ月でメジャー3試合が続く。「今日打ってしまったぶんは絶対に明日取り返して、まずはイーブンを目指して頑張りたいなと思います」。このまま終わるわけにはいかない。(文・高桑均)
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