<ブルーベイLPGA 事前情報◇6日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>
1月にフロリダ州で米ツアーデビュー戦を迎えていた西郷真央が、中国で2試合目に臨む。開幕前日に応じたWOWOWのインタビューでは「グリーンの傾斜が強く、セカンドショットの精度が大事になってくる」とコース攻略へのイメージについて話した。
32位で終えた初戦のあとは、自らにハードスケジュールを課した。2月にはまずサウジアラビアに渡り、欧州女子ツアーの「サウジレディスインターナショナル」に出場。ここで35位になると、今度は沖縄に入り中1週で国内ツアー開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」を戦った。惜しくも2022年以来となる大会2勝目こそならなかったが、優勝争いを演じ2打差の2位。好調のまま、海南島の地を踏んだ。
「疲れはあるんですけど…」というのも本音。ただ来週は出場試合がないため、ここでの全力投球を誓う。「(先週の)決勝ラウンドはなかなか自分の思ったプレーができなかったけど、しっかり優勝争いをすることができた。今週に向けていい準備ができたので引き続き頑張りたい」。少しやり残した感覚もあるが、その払拭へのモチベーションも疲れた体を押してくれる。
現地入りは、月曜日の夜中。翌日には18ホールをプレーし、水曜日もプロアマですべてのホールをチェックできた。準備万端。「ホテルの夕食も、すごくおいしい。ゴルフ場もですが、景色もキレイ。いい環境で過ごせるのはうれしいですね」。中国での生活も満喫している。
春のアジアシリーズもここが最終戦。これまでのタイ、シンガポールとは異なり、予選カットもあるシビアな戦いになる。「奥に向かって下るグリーンが多いので、セカンドの距離感や、どこまでが許容範囲かというラインを作ることでスコアメークも変わってくる。しっかりいいプレーができるよう、週末に向けて調子を上げていきたいなと思います」。ここからは本格的に、米国ツアーに集中する日々が始まる。