いよいよ今週22日(木)から、“聖地”セント・アンドリュース(スコットランド)で今季最後の海外女子メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)が開催される。日本勢はそこに過去最多となる19人がエントリー。ではいったい“誰がどんな資格で出場するの?”。それを開幕前におさらいしておこう!
全英女子に史上最多19人の日本勢が出場! では…誰が何の資格で出られるの?
今年の“全英女子”には最多の日本勢が出場! そのメンバーと出場資格をまとめた。
配信日時:2024年8月20日 03時00分
いよいよ今週22日(木)から、“聖地”セント・アンドリュース(スコットランド)で今季最後の海外女子メジャー「AIG女子オープン」(全英女子)が開催される。日本勢はそこに過去最多となる19人がエントリー。ではいったい“誰がどんな資格で出場するの?”。それを開幕前におさらいしておこう!
◇
“全英”といえば、この人を忘れてはいけない。2019年大会覇者の渋野日向子だ。今年も『歴代優勝者』として出場する。先週の「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」では初日のラウンド中に左股関節からでん部の痛みを発症し棄権。動向が注目されたが、19日の練習日にはコースで1ラウンドを回るなど心配の声を吹き飛ばした。22年大会でも3位になるなど、やはり活躍を期待せずにはいられない。
米国ツアー参戦メンバーでは、今年2度目の「全米女子オープン」優勝を果たした笹生優花、そして7月の「アムンディ・エビアン選手権」を制した古江彩佳もメジャーチャンピオンとしてエントリー。畑岡奈紗は『2023年のCMEポイントランキング上位35名』などの資格で、西郷真央、西村優菜が『7月22日時点のCMEランキング上位25名』で出場する。勝みなみは、先週、世界ランキングによる繰り上げでチケットを手にした。
日本ツアーを主戦場にする選手も多く参戦。パリ五輪日本代表の山下美夢有は、『23年のJLPGAメルセデス・ランキング1位』で早々に出場権を確定させていた。小祝さくら、岩井明愛は『7月8日時点の世界ランク50位以内』でセント・アンドリュース行きを決めている。
前述した勝を含め、先週は世界ランクの繰り上げにより“急きょ”出場権を手にした選手たちも大きな話題になった。「CAT Ladies」で今季3勝目を挙げた川崎春花や、同学年の櫻井心那、そして鈴木愛、河本結らがそれに該当する。“バタバタ”とした渡英にはなるが、リンクスコースでも力を発揮してもらいたい。
さらには6月に開催された国内ツアー「宮里藍 サントリーレディスオープン」優勝者の大里桃子、そして3位だった吉本ひかるも初の海外メジャーの道を切り開いた。同大会では上位2名が出場権を獲得。単独2位が有資格者の山下だったため、吉本に権利がおりてきた形だ。
出場枠144人中19人を日本勢で埋める今年の全英。19日にはスコットランドの別コースで最終予選会が実施され、そこから馬場咲希と早川真帆が本戦出場を目指した。しかし突破はかなわず、20人の大台到達とはいかなかったが、全米女子、エビアンに続く、日本勢のメジャー制覇に期待したい。
【AIG女子オープンに出場する日本勢と資格】
■米ツアー組
渋野日向子(歴代優勝者など)
古江彩佳(24年アムンディ・エビアン選手権優勝など)
笹生優花(24年全米女子オープン優勝など)
畑岡奈紗(23年CMEランク上位35名など)
西郷真央(7月22日時点のCMEランク上位25名)
西村優菜(7月22日時点のCMEランク上位25名)
勝みなみ(世界ランク上位)
■国内ツアー組
山下美夢有(23年メルセデス・ランク1位など)
岩井明愛(7月8日時点の世界ランク50位以内)
小祝さくら(7月8日時点の世界ランク50位以内)
竹田麗央(サントリーレディス終了時のメルセデス・ランク上位3名など)
岩井千怜(サントリーレディス終了時のメルセデスランク上位3名など)
大里桃子(サントリーレディス上位2名)
吉本ひかる(サントリーレディス上位2名)
鈴木愛(世界ランク上位)
河本結(世界ランク上位)
櫻井心那(世界ランク上位)
佐久間朱莉(世界ランク上位)
川崎春花(世界ランク上位)
※AIG女子オープン出場資格
1.過去の大会優勝者で、2024年8月25日時点で60歳以下
2.昨年大会の上位10名(タイ含む)
3.2023年終了時点の欧州女子ツアーポイント上位15名
4.2024年7月22日時点の有資格者を除く欧州女子ツアーポイント上位5名
5.2023年終了時の米国女子CMEポイント上位35名
6.2024年7月22日時点の国女子CMEポイント上位25名
7.2024年7月8日時点の世界ランキング上位50名
8.日本ツアー「サントリーレディス」終了時の有資格者を除くメルセデス・ランク上位3名
9.2024年7月8日時点の韓国ツアー賞金ランク上位2名。
10.2024年に開催された米国、また欧州ツアーの優勝者
11.2023年日本ツアーのメルセデス・ランク1位
12.2023年韓国ツアー賞金ランク1位
13.「シェブロン選手権」直近5年間の優勝者
14.「KPMG全米女子プロ」直近5年間の優勝者
15.「全米女子オープン」直近5年間の優勝者
16.「エビアン選手権」直近5年間の優勝者
17.2024年「サントリーレディス」有資格者を除く上位2名
18.2024年パリ五輪金メダリスト
19.2024年「スコティッシュ女子オープン」の有資格者を除く上位3位以内
20.2023、24年「全米女子アマ」優勝者
21.2023、24年のマコーマックメダル受賞者
22.2024年「アジア女子アマ」優勝者
23.2023年「ラテンアメリカアマ」優勝者
24.2024年「オーガスタ・ナショナル女子アマ」優勝者
25.2024年「全英女子アマ」優勝者
26.2024年「ヨーロッパ女子アマ」優勝者
27.2024年女子アマチュアシリーズ優勝者
28.出産により2023年のAIG女子オープンに出場できなかった選手
29.最終予選会通過者
記事に関連するリーダーボード
関連記事
AIG女子オープン
AIG女子オープンのニュース
- 来ました“聖地”セント・アンドリュース ゴルファー憧れの場所はやっぱりすごかった!【新人記者ドタバタ英国取材記】
- 海外メジャー連勝逃すも最後にアンダーパー 古江彩佳、次戦は国内メジャーに凱旋出場
- リディア・コはLPGA殿堂入りの2週後にメジャーV3達成 「ゴルフの聖地で勝てたことは夢のよう」
- 緊迫の優勝争いも笑顔絶やさず 申ジエは“聖地”で2位「感謝したいし、うれしい」
- 「日本では経験したことがない」 川崎春花が聖地の4日間で学んだ“発想”
LPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |