<シェブロン選手権 2日目◇21日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>
夜中から朝方にかけて強い雨と雷が続いた影響で、スタートが2時間遅れた第2ラウンド。コースコンディションもガラリと変わり、重たい芝の上でのプレーを選手たちは強いられた。イーブンパーの37位からスタートした渋野日向子も「自分が思ってるよりも(ティショットでランが出ず)止まることもあった」と話すが、「それ以前の問題だったかなというくらいショットが当たってなかった」と自身の状態に不安を感じながらのラウンドになった。
2時間のスタート遅れも「リラックス」 渋野日向子はアプローチ冴え決勝ラウンドへ
海外女子メジャーの今季初戦は2日目に突入。渋野日向子は連日の「72」でホールアウトした。
配信日時:2023年4月22日 01時16分
Round 2 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -8 | キム・アリム |
2 | -7 | メーガン・カン |
2 | -7 | リリア・ヴ |
4 | -6 | ブルック・ヘンダーソン |
4 | -6 | パティ・タバタナキト |
4 | -6 | ネリー・コルダ |
7 | -5 | アルバン・ヴァレンズエラ |
7 | -5 | アリセン・コープス |
7 | -5 | エンジェル・イン |
10 | -4 | セリーヌ・ビュティエ |
<シェブロン選手権 2日目◇21日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>
夜中から朝方にかけて強い雨と雷が続いた影響で、スタートが2時間遅れた第2ラウンド。コースコンディションもガラリと変わり、重たい芝の上でのプレーを選手たちは強いられた。イーブンパーの37位からスタートした渋野日向子も「自分が思ってるよりも(ティショットでランが出ず)止まることもあった」と話すが、「それ以前の問題だったかなというくらいショットが当たってなかった」と自身の状態に不安を感じながらのラウンドになった。
ただ、この日はアプローチでその状況を打開していった。ティショットが右のラフへ落ち、前方の木も目に入る状況になったスタートの10番。「左からフェードをかけていこう」と、アドレスから池も気になる方向へと打ち出したが、うまく回転がかかりきらずにグリーン左にあるバンカーのあいだのラフへと落ちた。いきなりのピンチ。だが排水溝に落ちたためドロップして打った3打目は、下っていくグリーンに向かってフワリと浮かせ、うまく勢いを殺してカップに寄せた。
「2~3メートルくらい(につけば)でオッケーかなと思った」というボールは4メートルと、想定よりも少し残った。それでも傾斜でカップから大きくオーバーしてもおかしくない一打をしっかりと止めると、続くパーパットを決めてパーセーブ。さらに11番でも花道からのアプローチを30センチまで寄せ、ラフからパーオンできなかったショットのミスを帳消しにした。「あそこをパーで乗り切ったのは、かなりでかかったですね」。こう振り返る、序盤の2ホールだった。
15番パー4でも、グリーン周りのプレーで“大ケガ”を防いだ。ここは2打目が、グリーン手前のカラー付近に落ちたものの、すぐに下り傾斜から転がり落ち池に吸い込まれた。2回ドロップしても止まらないためプレースしたほどの傾斜で、池ギリギリのところから足をそろえ放った4打目のアプローチを10センチに寄せる。なんとかボギーで食い止めることができた。
フェアウェイキープは14ホール中10回、パーオンは18ホール中10回。「難しいアプローチが残ったり、曲げ散らかしてバンカーショットも多かったなか、よく耐えたかなと思います」と、きっちり予選通過ラインはクリアした。とはいえ、パープレーに満足しているかというと、当然ながらそうではない。
終盤の8番パー5では、フェアウェイからの3打目をバックスピンで1メートルに寄せて歓声を引き出したが、その後のバーディパットがカップに蹴られ天を仰いだ。「8番が痛かったし悔しかった。入れたかったですね」。アンダーに潜る大チャンスだっただけに、ホールアウト後も頭に残る1シーンになってしまった。
午前8時10分スタート予定が、10時10分にずれ込んだ朝。「(1時間遅れになることが発表された)1回目はまだ家だったのでそのままおったんですけど、出発したらまた伸びたので、ロッカールームでのんびりキャラメルラテを飲みながらリラックスしていけました」と、ストレスを感じることも、ダレることもなくスタートできたことも、ここぞの集中につながった。「印象が全然違いましたね」と前日とは2番手ほど変わるセカンドショットにも、しっかりと対応してみせた。
イーブンパー・暫定48位タイで、決勝ラウンドに進出できることは確実。「うれしい。(今季)1個目のメジャーだったから、もっといい位置にいきたいとは思ったけどとりあえず。あと2日できることをしっかり楽しみながら」。とはいえ、トップは8アンダーで、その差は8打とギリギリ逆転圏内につけている。「(上位も)伸びてないからまだチャンスはあると思う。しっかり頑張ります」。サスペンデッドの影響も少ない午前組で、競技を終えられたことも幸い。万全の状態でムービングデーに入れそうだ。(文・間宮輝憲)
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Round 2 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -8 | キム・アリム |
2 | -7 | メーガン・カン |
2 | -7 | リリア・ヴ |
4 | -6 | ブルック・ヘンダーソン |
4 | -6 | パティ・タバタナキト |
4 | -6 | ネリー・コルダ |
7 | -5 | アルバン・ヴァレンズエラ |
7 | -5 | アリセン・コープス |
7 | -5 | エンジェル・イン |
10 | -4 | セリーヌ・ビュティエ |
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