ロッテ選手権
「どういう一日になるか不安だった」吉田優利は粘って上位維持 来季シードへ勝負の最終日
吉田優利は1アンダー「71」で3日目を終え、トップ4打差で最終日へ進む。
配信日時:2024年11月9日 06時00分
<ロッテ選手権 3日目◇8日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6536ヤード・パー72>
雨が降ったりやんだりと不安定な天候に加えて、ピンが揺れるほどの強風が吹いた3日目。首位タイで迎えた吉田優利は最終組でラウンドし、4バーディ・3ボギーの「71」でプレーした。首位と4打差のトータル10アンダー・4位タイで最終日に進む。
「朝からショットの調子が良くなくて、どういう一日になるか不安だった」という思いを抱きながら1番からティオフ。5番パー4で4メートルにつけてバーディを先行させたものの、「案の定、自分の距離がこなかったり、ビトウィーンクラブ(2つのクラブの間の距離)ばかり打っていたので、なかなかチャンスにつけられなかった」と、思うようにいかないホールが続いた。
後半は上がり3ホールまで2バーディ・2ボギーでイーブンパーの展開だったが、16番のティショットが左の木に当たりラフへ。その後のショットもグリーン右奥にこぼれ、アプローチで4メートルに寄せたが、カップに蹴られて入らず。痛いボギーを喫した。
しかし、最後の2ホールでは「いいバーディ、バーディで締めくくれた」と連続バーディを奪取。最終18番では245ヤードから2オンに成功した。「アンダーパーで我慢できたので」と一時はスコアを崩すところだったが、1アンダーの「71」でホールアウトした。
この日の課題はショットのリズム。「自分のチェックポイントのひとつですが、きょうは少し速かった」と分析し、「あすは気をつけてラウンドしたい」と最終調整に意欲を見せた。
吉田にとって今大会を含め、残り2試合が来季のシード権をかけた重要な戦いとなっている。現在のポイントランキングは132位。シード獲得は同80位までで、81~100位までは出場試合数が限られる“準シード”というカテゴリーに分類される。吉田は残りの試合でトップ100に入ることを目指している。
トップと4打差で迎える最終日。「距離がある分、(グリーンを)狙えないところが多い。その中で狙えるところで取っていけるよう、いいリズムでゴルフをしたい」。このチャンスを生かして、“来季の職場”確保に向けて大きな一歩を踏み出したい。
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