<アムンディ・エビアン選手権 最終日◇30日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
フランスでの今季メジャー第4戦は、最終日に伸ばして終わった。古江彩佳は4バーディ・2ボギーの「69」でプレー。トータルイーブンパーまで戻したラスト18ホールを「いままでの自分が悪かったので、そこは仕方ないかなっていうので。まずはイーブンに戻せてよかった」と振り返った。
前半を2バーディで折り返したものの、12番、14番でボギー。振り出しへと戻ったが、終盤の16番、17番で連続バーディを奪取。「崩したぶんを取り戻せてよかった」と、最後まで粘ることができたことには笑顔を見せる。
初日に3連続バーディ締めの「69」で滑り出すも、2日目に「76」で後退。そんななか、決勝ラウンドではボギーフリーの「70」、「69」とカムバックに成功した。52位で予選通過したが、36位までジャンプアップ。「悪いままで終わるよりは、(きょう)アンダーで回れて良かった」と、この1週間を評する。
今週の課題として挙げていたパッティングについても、「いくつかはショートしたりもあったけど、比較的オーバーには打てていた」と感触を取り戻し始めているのは好材料。そして来週はいよいよ、前年覇者として迎える「フリードグループ・スコティッシュ女子オープン」が待っている。
「こちらで初めてのディフェンディングということで、しっかりとまずは4日間を戦えたらなと。楽しめたらいいなと思います」。米ツアーメンバーになって、ツアー初優勝を飾った地。尻上がりで終えた最終日の流れをそのままに、スコットランドへと乗りこむ。(文・笠井あかり)