勝みなみが今季初メジャーを目前にして“超自然体”な理由 「この試合がどんな試合かも…」
勝みなみが今季初メジャーに挑むが、プレッシャーは感じていない様子だ。
配信日時:2023年4月19日 02時00分
<シェブロン選手権 事前情報◇18日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6824ヤード・パー72>
勝みなみが、米国女子ツアー参戦後初となるメジャー大会を迎える。しかしその肩には、無駄な力は入っていない。「(コースも普段と)あまり差がない感じがします。すごくグリーンが速いわけでも硬いわけでもない。まだ慣れてないので、この試合がどんな試合かも分からないんです」。怖いもの知らずで突き進んでいくことができそうだ。
「全米、全英は特別なので分かるけど、それ以外はまだ勉強中。それで緊張がほぐれているのかもしれないですね」。そういって笑う表情も普段と変わらない。もちろん、「距離は長いかも。今までは(2打目を)ウェッジで打てるホールも多かったので、それに比べたら長いですね」と違いも感じているが、気持ちの面で負けてはいない。
先週のハワイ戦は2日目に「80」を叩いて予選落ちしたが、その後のショット修正で“これだ”という感覚も得ている。「今週も練習場やコースでやってよかった。一つの応急処置になりそう」と手ごたえも感じられた。あとは、持ち球がドローボールなのと、「右に出るのが嫌で、左に引っ張るのが気持ちいい感覚になっている」こともあり、左に池が絡むホールが散見されるのが気になる部分。ここでいかにしっかりと振り抜くかが、鍵を握りそうだ。
ツアールーキーとはいえど、これまで「日本女子オープン」2連覇を達成するなど、母国で8勝(アマチュア時代の1勝を含む)を積み上げてきた。それだけに「もちろんメジャーに限らず、どの試合も勝ちたい。自分がどれだけできるか分からないけど、持っているものをすべて出して、優勝目指して頑張りたい」と求めるものも大きい。優勝スコアは、4日間で「15アンダー」に設定。「(グリーンを)外してもいい場所などを把握しておいて、しっかりと打てればアンダーでは回ってこられるかなと思います」。メジャーのプレッシャーに押しつぶされることなく、とにかく悲願へ、一歩一歩進んでいきたい。(文・間宮輝憲)
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